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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2016/07/26

トンネウシナイ⑥

 札幌市河川網図1975(昭和50)年版です。
河川網図1975年 トンネ川
 濃い青でなぞったのが厚別川、薄い青がその支流の清田川です。旧道を赤い線でなぞりました。
 
 この地図で判ったのは、トンネ川がこの時点で清田川に短絡されていたことと、厚別川に合流する元の流れが並行していたことです。ただし、元の流れは清田川短絡の北側でかなり人工的に屈曲しています。また、現在の「旧トンネ川」(7月24日ブログ http://keystonesapporo.blog.fc2.com/blog-entry-732.html 参照)と比べても、流路の位置が異なっています。むしろ現在の方が、明治29年地形図に描かれた流れに近いと思えます。

  いずれにせよ、清田川に短絡されることでトンネ川は旧道付近で「旧」河道扱いになりました。これは私の想像ですが、清田川に短絡させたのは、国道の直線化と関わりがあるのではないでしょうか。国道の直線化は昭和40年代後半です。川の短絡化によって、蛇行していた元の河道の水流を減らし、地盤を安定させたとみるのですが、どうでしょう。
 
 現在の河川網図で見ると、トンネ川と旧トンネ川はつながっていません。旧トンネ川の水脈は絶たれたかに思えます。にもかかわらず、旧道付近では地表面に水流が見えます。昨日ブログでお伝えしたように、この水流の南側は崖になっています。現在の旧トンネ川(という表現はおかしいが)は、羊ケ丘通りから現国道にかけての崖下から湧き出ているのではないだろうか。地形的にいうと「崖線」に当たるかと思うのですが、専門家の見立てを伺いたいところです。こうしてみると、旧トンネ川の暗渠上に某飲料メーカー工場が立地しているのもむべならんか。
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≪ トンネウシナイ⑦ カクサボシ橋ホームトンネウシナイ⑤ ≫

Comment

子供の頃、農業試験場までよく虫取りに行ってたのですがその頃、清田団地が造成される前の36号線から羊ヶ丘通付近にかけての地域、要は試験場の隣接地は池や沼だらけだったとよく聞きました。
現に今も地震が起きると液状化になるのは清田団地と相場が決まってるような感じになってるのを見て、そういえば池や沼だらけだったと言ってたよなぁ、と納得してました。
平岡なんかも昔から蛇がたくさんいる沼のイメージですね。

なので36号線旧道付近も相当に地盤が緩かったんだろうなというのは自然に納得出来ます。

Re: タイトルなし

ぶらじょに様
清田団地の辺が沼や池だらけだったというのは貴重な口承ですね。
そういえば何年か前の地震で、清田で液状化がありましたね。
土地の記憶ですね。
keystonesapporo

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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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