札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2016/02/06

定鉄豊平駅の記憶

 昨日お伝えしたように、定山渓鉄道の豊平駅の跡地には現在、高層マンションが建っています。じょうてつグループが建てたマンションです。
 私は、一度このマンションの中に入ってみたいと思っているのですが、まだその願いはかなっていません。
 なぜ入りたいかというと、オートロックの玄関を入った中にある坪庭を見てみたいからです。坪庭に、定鉄の記憶が遺っているらしいのです。オートロック式なので、残念ながら住人の方に入れてもらわない限り入れません。オートロックが解除される時間帯を見計らうことも考えられますが、そこまで実行に及んでいません。

 この情報を寄せてくれたのは、札幌建築鑑賞会スタッフにして札幌軟石発掘隊員のYさんです。Yさんは用事があって2007年にこのマンションの中に入ったのですが、そこであるオブジェを目撃しました。Yさんのお手紙のさわりを、以下引用します。
 建物内の中庭に、(中略)小さななオブジェが置かれていました。(中略) じょうてつ豊平駅跡という場所柄から、「ここにかつてじょうてつ豊平駅があったことを偲んで設置されたものなのか?」とか、(中略)想像をかきたてられました。
 Yさんはそのオブジェの形状も仔細に報告してくださっているのですが、ここでは割愛します。

 さて、ご存じの方も多いかと思いますが、豊平駅舎の記憶は定山渓温泉で引き継がれています。
じょうてつバス 定山渓温泉待合所
 かつてのプラットホームの礎石に使われていた札幌軟石などが、じょうてつバスの待合所に再利用されています(写真は鑑賞会スタッフSさん撮影)。

2005年、豊平駅舎が解体されることが報じられたとき、札幌建築鑑賞会は「札幌軟石文化を語る会」と連名で、駅舎ホームの札幌軟石を活かしてほしいという提案を株式会社じょうてつに出しました。2か月後、じょうてつから返事が来ました。その一部を以下、引用します。
 私共もその後、今日の弊社の礎となった鉄道業の遺産を、なんとか社の歴史のなかで目に見え、手に触れる形で残さんものかと、皆様のご意見などを参考にしながら検討をしてまいり、過日かつての定山渓鉄道終点「定山渓駅」の近くに、プラットホームの軟石などを再利用しながら弊社路線バス停留所の待合室として生まれ変わらせることになりました。
 
 じょうてつの英断に敬意を表します。 
 私としては、豊平駅舎跡地に建つマンション坪庭のオブジェも、定鉄の記憶と思いたい。このマンションにお住まいの方、もしくはそのお知り合いの方がいらしたら、ご一報ください。
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≪ JR苗穂人道橋近くの物件ホーム豊平歩道橋 ③ 定鉄の記憶 ≫

Comment

何も知らずに悪く思っていて申し訳ございませんじょうてつさん。まさかこんな素敵なバス停を建てていたとは・・・己の無知を恥じるばかりです。

にしても全然気付きませんでした。たまに足湯に入りに行くんですけどいつも夜だからかなぁ。

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1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。

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