札幌時空逍遥
札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願
泰和踏切の跡
4月3日ブログで、JR函館本線の札幌市内にある(あった)踏切のことを記しました。「今は亡き踏切で私が気になった名前のもの」が幾つかあります。

そのうち、桑園-琴似間では黄色の□で囲った「泰和踏切」と「電修場踏切」の2件です(図面の出典は北海道・札幌市発行『札幌市内国鉄函館本線踏切立体交差化計画調査概要』1971年札幌市公文書館蔵から)。
現地がどうなっているか、確かめてきました。まず「泰和踏切」から。

西区二十四軒2条1丁目、宮の森・北24条通を南西から北東方向に眺めました。踏切があったのは、高架の手前にかつて敷かれていた鉄路です。
なぜ「泰和」か。手元のゼンリン住宅地図を見ると、近くにその名前の会社が載ってました。

現地では原色の外壁が目立っています。
大型の商業施設や遊興施設に囲まれていて、この原色でなければ目立たなかったでしょう。

この会社がこのあたりの老舗だったようです。
現在図で位置を確認します。

赤い◯が泰和踏切のあった地点、赤い矢印↖の先が「泰和」という会社です。建物の小ささに比して、周囲に大きな施設がいっぱい建っているのがわかります。
同じ一帯の1961(昭和36)年空中写真です。

空き地が目立ちますが、赤い◯で囲った踏切の南側に建物が集中しています。「泰和」の施設でしょうか。一帯がこの施設の敷地だったように窺えます。泰和以外にはなかったのかもしれません。
現在の宮の森・北24条通に架かる鉄路には何と名づけられているでしょうか。「宮の森北24条通架道橋」です。

架道橋の橋桁に貼られている銘板を、下から見上げてズームアップして撮りました。かなり高い位置なので、ぼやけています。本件は1985(昭和60)年に竣功しました。時代によって命名にも傾向があるようです。余談ながらJRの高架は「架道橋」の部分とそれ以外で名称が異なることを初めて知りました。道路に架かっていない部分は「○○高架橋」です。
脇見をすると、電柱銘が気になります。

「日の丸幹」。この付近はずっとこの銘です。「日の丸」は何に由って来たるのでしょうか。
「日の丸」で私が思いつくのは、この看板です。

場所は離れていますが(中央区北5条東1丁目、直線距離で約3㎞ちょっと)、やはりJRの鉄路のすぐそばというのが引っかかります。この日の丸は東区の「ひのまる公園」のゆかりです。いや、公園がこの会社にゆかりの場所というべきか。前掲「日の丸幹」電柱の一帯も、やはりゆかりの場所なのだろうか。嗚呼、かくしてまた迷路にはまりこんでしまう。

そのうち、桑園-琴似間では黄色の□で囲った「泰和踏切」と「電修場踏切」の2件です(図面の出典は北海道・札幌市発行『札幌市内国鉄函館本線踏切立体交差化計画調査概要』1971年札幌市公文書館蔵から)。
現地がどうなっているか、確かめてきました。まず「泰和踏切」から。

西区二十四軒2条1丁目、宮の森・北24条通を南西から北東方向に眺めました。踏切があったのは、高架の手前にかつて敷かれていた鉄路です。
なぜ「泰和」か。手元のゼンリン住宅地図を見ると、近くにその名前の会社が載ってました。

現地では原色の外壁が目立っています。
大型の商業施設や遊興施設に囲まれていて、この原色でなければ目立たなかったでしょう。

この会社がこのあたりの老舗だったようです。
現在図で位置を確認します。

赤い◯が泰和踏切のあった地点、赤い矢印↖の先が「泰和」という会社です。建物の小ささに比して、周囲に大きな施設がいっぱい建っているのがわかります。
同じ一帯の1961(昭和36)年空中写真です。

空き地が目立ちますが、赤い◯で囲った踏切の南側に建物が集中しています。「泰和」の施設でしょうか。一帯がこの施設の敷地だったように窺えます。泰和以外にはなかったのかもしれません。
現在の宮の森・北24条通に架かる鉄路には何と名づけられているでしょうか。「宮の森北24条通架道橋」です。

架道橋の橋桁に貼られている銘板を、下から見上げてズームアップして撮りました。かなり高い位置なので、ぼやけています。本件は1985(昭和60)年に竣功しました。時代によって命名にも傾向があるようです。余談ながらJRの高架は「架道橋」の部分とそれ以外で名称が異なることを初めて知りました。道路に架かっていない部分は「○○高架橋」です。
脇見をすると、電柱銘が気になります。

「日の丸幹」。この付近はずっとこの銘です。「日の丸」は何に由って来たるのでしょうか。
「日の丸」で私が思いつくのは、この看板です。

場所は離れていますが(中央区北5条東1丁目、直線距離で約3㎞ちょっと)、やはりJRの鉄路のすぐそばというのが引っかかります。この日の丸は東区の「ひのまる公園」のゆかりです。いや、公園がこの会社にゆかりの場所というべきか。前掲「日の丸幹」電柱の一帯も、やはりゆかりの場所なのだろうか。嗚呼、かくしてまた迷路にはまりこんでしまう。
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