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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2021/02/27

地表に垣間見せる暗渠排水の気配

 昨日ブログに続き、下野幌第1排水を鑑みます。
 私がこの現役河川に気づいたのは、先述したとおり札幌市河川網図を見てのことです。しかし、その前に現地を歩いたとき、地元の町内会役員のOさんから「ここは今も水路が通じている」とお聞きしていました。その付近の“気になる風景”を画像に収めてもいました。にもかかわらず、札幌市の管理河川を現地で認識したとはいえません。“鑑識力”がまだまだ足りませんでした。

 私が撮っていた“気になる風景”の地点を現在図(色別標高図)で示します(標高15m未満から1mごと20m以上まで7色段彩)。
色別標高図 下野幌第1排水 青葉町11丁目
 本件排水路とおぼしき流路を河川網図に基づき、黒い実線でなぞりました。撮影箇所は、○数字の位置と向きです。以下、番号順に載せます。

JR千歳線の高架下
青葉町11丁目6 JR高架橋
 この画像は2月25日ブログで載せました。ここから南(画像左方)へ、象の鼻状に本件排水路の前身たる無名川が谷を削っています。ここが“気になる風景”だったのは、高架下の道です。理由は後述します。

青葉町11丁目 行き止まりの道
青葉町11丁目 下野幌第1排水 ②
 左方の青いクルマが置いてあるところで、道が“どん詰まり”になっています。

同上 弯曲して行き止まりの道
青葉町11丁目 下野幌第1排水 ③
 画像右方に細い道が弓なりに奥へ伸びています。しかしこの道も行き止まりです。 

 これまでの①②③地点を、札幌市地図情報の認定道路図で示します。
札幌市地図情報 認定道路 青葉町11丁目
 青い矢印線が認定道路(札幌市道)です。①の千歳線高架下は、この地図によると道路認定されていません。②③もしかり。②は指定道路すなわち私道です。③は前掲画像のとおり現状はいかにも道路ですが、認定も指定もされてません。②と③の間は道路として通じていてもよかろうところ、それぞれ行き止まりです。

同上 中途半端な空地
青葉町11丁目 下野幌第1排水 ④
 左右両側の住宅地とはフェンスで仕切られ、手前の歩道とは車止めで遮られています。この種の中途半端感漂う空地はこれまでも、ところどころで見てきました(末注)。

同上 野津幌川高水敷の物件
青葉町11丁目 下野幌第1排水 ⑤
 前掲④の空地の地先とおぼしきあたりに工作物が設けられています。樋門のようです。

 これだけの風景を撮り集めたなら、暗渠排水という結論を帰納的に導き出せそうなものです。地表に表れた断片的事象から地下に隠れた物件を推理する。かような帰納的推理力を磨いて何になるか。土地の成り立ちを読み解く感性? いやいや、大義名分を振りかざすのはやめましょう。まあ最近は、世の中に暗渠マニアという人種もいるようです。勘違いで、推理力を畏敬されるかもしれません。それもないか。
 雪が融けて地面が露わになったら、あらためて現地を鑑みなおしたいものです。

 注:2020.4.4同3.82018.10.28各ブログほか参照
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≪ 厚別区の西区ホーム下野幌の無名川の名前 ≫

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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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