札幌時空逍遥
札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願
古道・下野幌線の弯曲
厚別区の古道「市道・下野幌線」を逍遥します。

標高図は2月18日ブログに載せたものと同じで、標高15m未満から1mごと20m以上まで7色段彩です。
⓪と付けた地点が昨日ブログの末尾に載せた画像の位置と向きです。以下、○数字を付けた地点を順に載せます。
① JR千歳線の高架をくぐったあたりから、東を眺めました。

野津幌川の谷に向かって下り坂です。
② 坂を下りたあたりで振り返って、尾根側を見上げます。

この道はJRの線路が敷かれる前から通じていました。
③ 坂を下りて、道は南へ曲がります。

画像正面はJRの高架です。鉄路は尾根の上から谷にかかり、高架で通しています。古道はまっすぐには進みません。画像左方(東方)の道にさらに曲がります。
④ 弯曲した道です。

このあたりは、地図を見なかったら迷うところでした。
⑤ ここでまた、弯曲した道に出ます。

下野幌線は右へ折れて南へ進みます。この弯曲は2月18日ブログでお伝えしたように、野津幌川の旧河道に沿ったためです。
古道は、その手前の③から⑤の間も弯曲しています。こちらの弯曲はこれまで載せてきた古地図などでお察しいただけるかと思いますが、「まるやま」の外周と想われます。前掲標高図に白ヌキ三角形で示した「下野幌まるやま公園」の由来です(2月17日ブログ参照)。
それにしても、この一帯は前述したように私には地図なしでは歩けない迷宮でした。弯曲に弯曲が重なり、しかもその途中で細い路地が入り組み、方向感覚が乱れてしまうのです。念のため申し添えると、昔の道だからわかりづらい、のではありません。「弯曲に弯曲が重なり」は山(まるやま)と川(野津幌川)という自然地形に拠り、「途中で細い路地が入り込み」は市街化(=宅地造成)に因ります。前者は前近代、後者は近代の論理です。前近代の弯曲だから混乱する、のではない。前近代と近代のせめぎ合いがカオスを生んでいるのです。

標高図は2月18日ブログに載せたものと同じで、標高15m未満から1mごと20m以上まで7色段彩です。
⓪と付けた地点が昨日ブログの末尾に載せた画像の位置と向きです。以下、○数字を付けた地点を順に載せます。
① JR千歳線の高架をくぐったあたりから、東を眺めました。

野津幌川の谷に向かって下り坂です。
② 坂を下りたあたりで振り返って、尾根側を見上げます。

この道はJRの線路が敷かれる前から通じていました。
③ 坂を下りて、道は南へ曲がります。

画像正面はJRの高架です。鉄路は尾根の上から谷にかかり、高架で通しています。古道はまっすぐには進みません。画像左方(東方)の道にさらに曲がります。
④ 弯曲した道です。

このあたりは、地図を見なかったら迷うところでした。
⑤ ここでまた、弯曲した道に出ます。

下野幌線は右へ折れて南へ進みます。この弯曲は2月18日ブログでお伝えしたように、野津幌川の旧河道に沿ったためです。
古道は、その手前の③から⑤の間も弯曲しています。こちらの弯曲はこれまで載せてきた古地図などでお察しいただけるかと思いますが、「まるやま」の外周と想われます。前掲標高図に白ヌキ三角形で示した「下野幌まるやま公園」の由来です(2月17日ブログ参照)。
それにしても、この一帯は前述したように私には地図なしでは歩けない迷宮でした。弯曲に弯曲が重なり、しかもその途中で細い路地が入り組み、方向感覚が乱れてしまうのです。念のため申し添えると、昔の道だからわかりづらい、のではありません。「弯曲に弯曲が重なり」は山(まるやま)と川(野津幌川)という自然地形に拠り、「途中で細い路地が入り込み」は市街化(=宅地造成)に因ります。前者は前近代、後者は近代の論理です。前近代の弯曲だから混乱する、のではない。前近代と近代のせめぎ合いがカオスを生んでいるのです。
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