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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2020/10/17

白石の鈴木煉瓦は東京駅に使われたか?(続)

 10月13日ブログで取り上げた白石区役所発行の冊子や現地の看板の記述について続報します。明治時代の鈴木煉瓦が東京駅の駅舎に使われたと記されていることです。

 同じく白石区役所が発行する『マンガ史 白石ものがたり』を読みました。
マンガ史 白石ものがたり2001改訂表紙
 白石区の歴史がわかりやすく描かれています。

 その冊子の、鈴木煉瓦のことを取り上げたページです(p.31)。
マンガ史 白石ものがたり2001改訂p31
 矢印を付けたふきだしの箇所に、次のように書かれています(引用太字)。
 黄色の矢印:道庁の赤レンガやサッポロビール園(旧サッポロビール第二工場) さらには東京駅まで、白石レンガが使われているんだよ
 赤い矢印:じゃあ東京まで白石レンガは有名だったんだ すごいな

 同じ冊子の2011年改訂版で当該箇所に当たりました(p.33、末注)。 
マンガ白石ものがたり2001改訂p33
 黄色の矢印:道庁の赤レンガやサッポロビール博物館園(旧札幌製糖工場)に白石レンガが使われているんだよ
 赤い矢印:僕、行ったことがあるよ
 東京駅の駅舎に使われたことが、改訂版では消えています。訂正の意図は明らかです。

 同区役所ウエブサイトの「マンガ 白石の歴史ものがたり」には現在、前掲2011年改訂版が掲載されています。

http://www.city.sapporo.jp/shiroishi/shokai/history/documents/p30_33.pdf
 上掲の画像は、私が先日区役所で頂いたコピーから撮ったため白黒ですが、実際に刊行されたのはウエブ上に載っているとおりカラーです。すでにカラーの実物が払底しているとのことでした。
 10月13日ブログで取り上げた冊子『白石歴しるべ』の最新版は2005年改訂で、ウエブ上もその版が掲載されており、その後は改訂されていないようです。2005(平成17)年時点だと、マンガ版もまだ東京駅が残っています。『歴しるべ』は結局、古い情報がまだ残っているということです。現地の看板も、修正まで手が回らないのでしょう。とまれ、マンガ版の新旧両版を追うことで、情報の更新すなわち認識の変化がわかりました。
 なお、このマンガは前述したとおりわかりやすく描かれており、白石区の歴史を知るためにはもっとも手っ取り早い書物だと思います。だからといって内容を手放しで肯定するわけではありません。批判するということでもないのですが、できれば機会を見てコメントさせていただきたいと思います。

 注:本のタイトルは『マンガ 白石の歴史ものがたり』と変更されている。
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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