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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2020/03/20

河川標識を味わう

 新川に架かる西陵橋です。
西野屯田通 西陵橋
 「新川に架かる」と記しましたが、この橋は正確には新川と琴似川と琴似発寒川に架かっています。

 下掲現在図の赤いを付けたところが西陵橋です。
現在図 琴似川~新川 第一新川橋-西陵橋
 右下(南東)から左上(北西)へ直線的に流れる川において、この橋の上流(南東)が琴似川、下流(北西)が新川になります。さらに、ここへ南から蛇行して合流しているのが琴似発寒川です。冒頭画像は、向かって右側が琴似川、すなわち上流に当たり、左側が新川、すなわち下流に当たります。

 冒頭画像の黄色の矢印を付けた先に立っている標識です。
河川標識 琴似川
 上流側で、「琴似川」と書かれています。

 一方、赤い矢印を付けた下流側は「新川」です。
河川標識 新川
 この川沿いの道路を通過すると、この橋を境に川の名前が変わります。直線的な流路なので、「いきなり」感を抱きます。しかも川沿いの道路は上流も下流も「新川通」という都市計画道路名であり、その名前の標識が付いているので、なおのことです。

 いや、実は本日のブログで綴りたかったのはそのことではありません。
 河川管理者の北海道が設置した上掲の標識のことです。河川名の下に「川の名の由来」が書かれています。ありがたいことですが、その中身に立ち入るのでもありません。それは別にあらためるとしましょう。

 新川の下流で見かけた標識です。
河川標識 新川 第一新川橋
 前掲地図の橙色のを付けた「第一新川橋」のたもとにあります。下流の小樽市との境界に当たります。 

 気になったのは英語表記です。西陵橋ではShinkawa river、第一新川橋ではShin RIV.。しかも西陵橋の「琴似川」のほうは英語表記がありません。コトの本質にかかわらない、かように些末な細部が好きです。
 日本の地名の英語表記の決まりごとでは、○○山はMt.○○、△△川は△△Riverとします。しかし、「山」や「川」が固有名詞的に一体化している場合は例外的にMt.○○yamaとか、△△kawa Riverとするようです。富士山はMt.Fuji、鳥取県の大山(だいせん)はたぶん、Mt.Daisenでしょう。木曽の御嶽山は、Mt.Ontakesan か、Mt.Ontakeか、Mt.On か? では、円山は? 豊平川はToyohira River、創成川はSosei River。
 では新川は? 原則にのっとるか、例外を適用するか。前掲2標識には、心の揺らぎというか、大袈裟に言えば葛藤が滲みでています。人間味が感じられるのです。拙ブログ読者の方はお察しいただけると思いますが、「統一されていないのはオカシイ」などとイチャモンをつけるつもりでは毛頭ありません。
 ところで川のRIV.という略記は、英語で一般的なのでしょうか。山のMt.はよく目にするのですが。手元にある米国の出版物をみると、多くは省略せずRiverです。R.という略記は見ました。

 さらに脱線します。前述のShin RIV.の標識が立つ「第一新川橋」です。「第二」とか「第三」はあるのでしょうか。
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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