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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2019/12/07

新札幌駅の隙間(承前)

 12月1日ブログに載せたJR新札幌駅の隙間を、明るい時間帯にもう一度見てきました。
新札幌駅 duo-2との隙間 「新札幌駅」跡
 11月27日ブログへのコメントで教えていただいた「新札幌駅」の跡が、前回は夕方で暗くてよく見えなかったのです。

 4文字の痕をくっきりと確かめさせていただきました。
新札幌駅 duo-2との隙間 「新札幌駅」 「新」の痕
 名残とか痕跡という概念をこれほどに顕わに、露わに現した物件を目の当たりにできて、まことにありがたいことです。あらためてコメントいただいたことに感謝します。

 新札幌駅の近過去写真(札幌市公文書館所蔵)に照らしてみました。
市公文書館所写真 新札幌駅1990年
市公文書館所写真 新札幌駅1977年 
 上掲が1990(平成2)年、下掲は1977(昭和52)年撮影です。時計と「和田歯科医院」広告の設置時期は、12月1日ブログにいただいたコメントよりも狭められなくて、すみません。

 この建物の前に1991(平成3)年1992(平成4)年、duo-2が建ちました開業しました。
新札幌駅 duo-2側
 画像は2017(平成29)年9月の撮影です。

 duo-1側の隙間も眺めてきました。
新札幌駅 duo-1との隙間 「新札幌駅」痕跡
 こちらも痕跡を拝めます。

 1977(昭和52)年当時の風景です(市公文書館所蔵)。
市公文書館所写真 新札幌駅1977年 現duo-1側
 後景にサンピアザの建物が写っています。
 
 現在は、このようになっています。
新札幌駅 duo-1側
 duo-1は1990(平成2)年にオープンしました(撮影は本年)。

 duo-1、-2ができる前の新札幌駅の写真を、自分では撮ってなかったのが悔やまれます。その穴埋めというわけでもないのですが、1990(平成2)年当時の新聞広告記事を再掲します(2016.6.1ブログ参照)。 
19900101広告記事 「都心予告」再掲
 30年近くを経て黄ばんでいますが、この記事をスクラップしていたことで自分を慰めることとしましょう。 
 この記事に描かれた近未来的な絵図と前掲した現在の画像を較べると、実際の風景はいかにもな“継ぎはぎ感”が弥増しています。と、私には感じられるのですが、どうでしょうか。現実が決して“絵に描いたような”とおりにはならないことに、妙な満足感を覚えてしまいます。よそから訪ねてこられた方には“わかりづらい新さっぽろ”で、申し訳ないのですが(末注)。前掲の「新札幌駅」の痕跡は、継ぎはぎ感を表象しているように想えてきました。元の文字を残していない、かといって完全に消し去ってもいないというところに。

 注:2018.12.6ブログ注②参照。サンピアザ「センターモール」地下1階のハンコ屋さんは、通りかかりの客から「一日に30回は」道を訊かれるという(道新連載記事2004年6月24日「まちかど探見 新札幌周辺③ 迷路の街」)。
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≪ 北部軍司令官官邸が建てられた頃ホームなぜ月寒が北日本の軍事拠点になったか。 ≫

Comment

JR(国鉄)新札幌駅への連絡を意図したであろう地下鉄新さっぽろ駅の5番出口が国鉄駅に近接しているものの直結はしていないという微妙な配置具合も興味がそそられます(笑)

たしかDuo-1がH2.6月でDuo-2がH4.6月だったはず。
まあH3には着工してるのでしょうけど。

つぎはぎ感萌え(笑)

新札幌駅の文字の話題、ありがとうございます!この前、Duo-1の方向の文字跡は見つけられなかったので、また探しに行こうと思います。
数十年間、なんで文字に気づかなかったんだろうと思います。感覚では、つぎはぎで隙間があると感じていたのですが。
載せていただいた広告記事と、その後のお言葉にテンション上がりました。

あと、わかりづらい新さっぽろの話で思い出しましたが、小さい頃、新さっぽろの地下で迷子になる怖い夢をよく見ました(笑)

これからもブログでいろいろ学ばせていただきます。本当に時間忘れてしまいます。

Re: タイトルなし

> たしかDuo-1がH2.6月でDuo-2がH4.6月だったはず。
> まあH3には着工してるのでしょうけど。

ご指摘ありがとうございます。デュオ-2はたしかに1992(平成4)年開業でした。本文を記したとき、手元の資料で正確な年月を確認できなかったので「1991(平成3)年、duo-2が建ちました」とぼかしたのですが、「1992(平成4)年、duo-2が開業しました」と修正します。実は本文で引用した1990年の広告記事に「平成3年9月、南棟〈デュオ-2〉オープン」と(「予定」などのカッコ書きもなく)書かれていたのですが、半年以上遅れたわけです。

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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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