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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2019/11/17

シュランツはクナイスルで勝つ

 11月13日、手稲郷土史研究会の例会に参加しました。拝聴したのは「手稲山の形成史」です。地質学の専門家である松田義章先生のお話はとても面白く、ためになりました。学術的な研究成果をわかりやすく伝えるということは、難しいことだと思います。素人ながら多少なりとも人前で話をする機会がある経験上、痛感することです。敬服します。

 たまたまですが、ちょうどその日の日中、手稲の山並みを遠望しました。
手稲連峰 山口緑地から遠望 
 山口緑地(手稲区手稲山口)からです。夕方からの松田先生のお話をお聴きして、北側斜面が5万年前の山体崩壊(大規模地滑り)でできたことを知りました。

 それで一人合点したことがあります。 
手稲山 手稲前田から遠望 雪形 クラーク博士 再掲
 手稲山のスキー場に「ハイランド」と「オリンピア」という傾斜の異なるゲレンデがあることです。画像は2017年4月、手稲前田から撮影しました。断崖のような(と三十数年前、初めてテイネハイランドに行ったとき私には思えた)北壁と、比較的緩やかなオリンピア。これは、山体崩壊の“たまもの”だったのですね。
 
 この画像に写る「丘の上のクラーク」博士の雪形をあらためて観て、また変なことに気づいてしまいました。2017.4.15ブログに記したとおり、この雪形のモデル(というのは変ですが)は羊ヶ丘展望台にあります。展望台にあるほんまもん(というのも変ですね)のクラーク博士が指さした彼方先が、この雪形です。「変なこと」というのは、両者の因縁です。1972年札幌オリンピックが取り持つ因縁。かたや「オーストリア館」(11月14日ブログ参照)があり、かたや競技会場でした。オールラウンダー(だったと思う)のシュランツは、手稲山でも滑るはずだったでしょう。
 
 因縁といえば、クラーク先生はたしか、札幌農学校の学生を連れて手稲山を巡検しています。さらに先生は帰国後、鉱山開発に手を出して失敗して不遇の晩年を招きました。手稲山も、旧鉱山です。ここに先生の雪形が現れることにも、私にはエニシを感じてしまいます。

 11月14日ブログにいただいたコメントを拝読して、個人的な因縁をも妄想しました。
 >札幌でスキーブームを経験した側からするとオーストリアのマーケティングは結果的に大成功と言えるんじゃないかと思います。
 そういえば、と思い出したのは、三十数年前(それこそ札幌のスキーブームの頃でしょうか)私が初めて買ったスキー板はフィッシャーでした。昔のアルバムを見返してみたら、私はクナイスルの板をかついで写っています。1990年の日付入りです。その十数年前のシュランツの広告が、私自身の深層心理に刷り込まれていたようです。ほかならぬ我が身をもって、「オーストリアのマーケティングは結果的に大成功」を証明していました。コメント、ありがとうございます。 
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Comment

>北側斜面が5万年前の山体崩壊(大規模地滑り)でできたことを知りました。

物凄く納得しました。
今あそこを滑れと言われたら泣いて断ると思います

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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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