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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2019/11/12

札幌五輪「オーストリア館」を探す

 11月9日ブログに載せた「羊ケ丘オーストリア館」です。
羊ケ丘オーストリア館
 1972年札幌オリンピックのとき建てられた「オーストリア館」が移築されて、現在羊ヶ丘展望台(豊平区)で土産物店として使われています。
 
 この建物がもともとどこにあったのか、気になりました。札幌オリンピックの公式資料(報告書等)を漁ったのですが、見当たらないのです。冬季五輪の主催者すなわち大会組織委員会とか札幌市が建てたものではないからでしょうか。同館は同日ブログ既述のとおり、羊ヶ丘展望台を経営する札幌観光協会の『50年記念誌』によると「オーストリア政府が真駒内会場に7千万円で作った」といいます。同じく先に引用した当時の新聞記事には、「オリンピック選手村の近くにある」同館について次のようにも書かれています(1972年2月2日読売新聞記事「どたん場、ゆれるサッポロ」、太字)。
 「オーストリア館」の最も目につくところには、世界的は銘柄の新型スキーがずらり並べられ、参観者にアピールしている。オリンピックでの好成績を背景に、特産品を売り込もうという意図に違いない。 
 この「館」がオーストリアの「選手村」だったという記述をネット情報で拾いましたが、選手の宿泊施設というよりはいわゆるパビリオンだったと思われます。場所も、大会組織委員会が建てた選手村の一角ではなかったようです。
 
 図書館で関連する書物をぱらぱらめくっていたら、真駒内の選手村を俯瞰した写真に目が止まりました。
オリンピック写真集 選手村俯瞰写真
 『さっぽろオリンピック写真集』という書名で、奥付によると1972年4月、「菅写真株式会社」の発行です。クレジット表記等は載ってません。組織委員会の“公認”とか“監修”ではなく、民間個人が独自に出版したもののようです。 
 この写真の一隅に、「オーストリア館」らしい建物が見えてきました。
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≪ 札幌五輪「オーストリア館」を探す(承前)ホーム札幌オリンピック聖火台の炎を燃やし続けたモノ(承前) ≫

Comment

オーストリア館の見当は全く付かないのに無関係な、推定選手村の真ん中あたりにある背の高い塔?が気になってしまいました。
最初、写真に何か不具合が起きたのかと思ったのですが多分これしっかり影も写ってますし何らかの塔ですよね?オベリスクっぽくも見えなくもない…かも。
南区住民には常識のような気もするのですが南区素人の私には新鮮に見えると共になんなのか非常に気になります。
ついでに言えば推定現南区役所の位置にある大きな煙突も気になります。

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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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