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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2019/09/27

愛知県南西部の海岸線

 昨日ブログで伊勢湾台風のことにちなみ、亡父が生まれ育った愛知県の蟹江町について記しました。「海抜ゼロメートル地帯」とよく聞かされたものです。

 そのあたりを古地図で見てみます。
尾張国図 海東郡
 「尾張国図」(復刻版)です。江戸時代末期といわれています。真ん中らへんに赤いを付けました。
 その部分を拡大します。
尾張国図 海東郡 源氏嶋
 「源氏嶋」と書かれています。木曽川支流のデルタ地帯の、文字どおり島です。

 現在図に照らします。
現在図 愛知県蟹江町
 赤いを付けたところを拡大します。
現在図 愛知県蟹江町源氏
 「源氏」とあります。現在の愛知県海部郡蟹江町の字名です。たぶん、かつての「源氏嶋」が字名「源氏」に引き継がれているのでしょう。この地名は源平合戦に由来するらしいのですが、措きます。
 
 前掲古地図の「源氏嶋」からすると、現在の「源氏」のあたりが往古、三角州の突端だったのかもしれません。古地図にもすでに、海岸に沿って「新田」とか「シン田」と多く見られるとおり、その後も干拓によって海辺が後退していったことでしょう。
 亡父の生家は赤いを付けたところですが、もともとはこの「源氏(嶋)」から移ってきました。本年5月15日ブログに記した造り酒屋当時の「源正」という屋号は、この字名にちなむようです。ということを十数年前に亡伯父から聞いたのですが、源氏(嶋)から移ったのがいつごろか、記憶がさだかではありません。伯父の口ぶりからすると、たぶん明治の古い時期だと思います。少なくとも江戸時代末期はまだ海だったようだし、干拓とともに移ったのかもしれません。
 とまれ古地図を見ると、海退しても高潮で水をかぶるのはむべなり、です。
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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