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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2019/06/09

飛騨高山で時空逍遥 ⑩

 昨日ブログの続きです。
 「高山町及其附近明細地図」1917(大正6)年(抜粋)に、現地で視認したくねくね道を加筆しました。黄色の実線です。
高山町及其附近明細地図大正6年抜粋 町界、水路、くねくね道
 元図に描かれている町界線を赤、水路を水色でそれぞれなぞりました。くねくね道の多くは、やはり水路にも沿っていました。

 1万分の1地形図「高山北部」1922(大正11)年からの抜粋です。
地形図高山北部大正11年抜粋 河川、水路、町界
 水路とおぼしき波線及び河川を水色、町界線を赤でなぞりました。えんじ色の□の枠で囲ったのは前掲1917年地図の部分です(前掲図は上が真北ではないので、誤差があるが)。
 地形図だけあって土地利用の状況が仔細にわかります。高山町(町界線の東側)に市街地が形成されている一方、大名田町(同、西側)は水田が目立ちます。町名は体を表す、か。病院、監獄、女学校など敷地の広い公共的施設も立地しています。えんじ色の□の左上角、国分寺の隣には「花岡廓」とも。廓は公共的というには語弊がありますが、「なるほどなあ」とひとりごちてしまいました。
 前掲1917年地図に戻ると、大名田町側に破線で碁盤目状に「予定道路」が引かれています。人を集める施設をこれだけ高山市街の西郊に設けたなら(というか、既成市街地には困難であったのだろう)、町の境を超えて広域都市計画的に道路を敷いていくのは成り行きでしょう。とまれ、このような一帯を水路が網の目のように流れています。
 さらに気づいたことを一つ。画像では見づらいのですが、高山町側含め、市街の周辺に工場記号もいくつか確認できます。奥深い山国に工場。ここで問題。これらは何の工場でしょう? などと高山通のかぶりをして問いかけるのは気が引けますが、地元以外の人には土地柄を理解するうえで欠かせないかもしれません。
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≪ 札幌建築鑑賞会通信第82号が発行されました。ホーム飛騨高山で時空逍遥 ⑨ ≫

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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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