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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/12/05

南郷通りのファミレス跡に遺る伝説

 厚別区の南郷通りと厚別西通りとの交差点で、北から南を眺めました。
厚別西通り×南郷通り
 画像上、左右に通じるのが南郷通りで、左方の奥に向かって厚別西通りが延びます。厚別西通りは手前から奥に向かって上り坂になっていることがお判りいただけるでしょうか。交差点角地の高層賃貸ビルは、町名でいうと厚別南1丁目です。現在はここにコンビニがありますが、数年前までファミリーレストランがありました。

 厚別西通りが沢地状の地形に造られたことは、前に記したとおりです(2017年3月6日3月7日各ブログ参照)。

 先に載せたこのあたりの古地図をあらためて見てみます。
大正5年地形図 現在の厚別西通り
 大正5年地形図です。
 
 水色でなぞったのが沢地状の地形で、現在の厚別西通りはほぼ、この地形に沿って通じています。前掲画像の交差点は赤いのあたりで、の頂点から南(地図の下方)かけての向きです。付近に池とおぼしき細長い図が二つ、描かれています。2017年3月7日ブログで「子どもが‘池’に落ちて亡くなったことがあり、埋め立てられた」という池は、どうやらこの場所です。このことを思い出したのには、訳があります。
 
 10月21日、北海道建築士会札幌支部主催の「札幌のまち歩き」に参加し、厚別区内を歩きました。辿ったのは、おもに大谷地から青葉町にかけての旧国鉄千歳線跡です。案内してくださった建築士Nさんは長らく厚別南にお住まいとのことで、私は前述の池の話を伝えました。すると、Nさんもそのことをご存じで、「子どもが通っていた小学校で『ファミレスの地下駐車場に、池で亡くなった子の幽霊が出る』と噂になっていた」と言われたのです。そういえばファミレス当時、1階部分に駐車場が下駄履き状にありましたね。薄暗かったなあ。

 くだんの池が埋め立てられたのは昭和40年代後半とみられます。池に子どもがはまったことの歴史的な意味を牽強付会するならば、札幌の近郊農村が都市化・市街化する過程の象徴的事件といえるかもしれません。
 幽霊伝説はNさんのお話からすると、この10-20年くらいまで(もしかしたら今も?)あったようです。わりと最近まで語り継がれてきたのが意外でした。…と記しつつ、これは意外でもないかと思い直しました。地域局所的な史実は、口承伝説、しかも子どもという非正史的な世界に遺る。
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≪ 厚別副都心、さっぽろ副都心、新さっぽろ副都心ホーム恥ずかしながら「また」、 ≫

Comment

ロイヤルホストの地下駐車場というのは仕様だったんでしょうかね。
我が家の近くの白石ロイヤルホストも地下駐車場だったのですが、白石ロイヤルホストの駐車場にも幽霊が出るとの噂があったようで、そのようなサイトにもよく載っています(私はネットをするまで一切聞いた事がありませんでした)
白石ロイヤルホストの幽霊話は根拠(幽霊の正体?原因?)が全く不明なようなのですが、もしかしてひばりヶ丘のロイヤルホストの話が伝播して白石のロイヤルホストも、もしくは勘違いされて広まった…的なパターンなのかと今回の記事を見てふと思った次第です。

民俗学的な話で筋違いかなぁと思いつつ思わず書き込みしてしまい失礼しました。

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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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