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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/08/31

9月2日篠路駅周辺まち歩きに備えて

 9月2日に催される「篠路のまちづくりを考える第2回シンポジウム」が明後日に近づきました。その第1部・篠路駅周辺「まち歩きワークショップ」の資料を作り終えたところです。これまで調べてきた内容を再構成したものですが、A4判全9ページ、そこそこの力作??になりました。
 資料は力作になりましたが、当日は私はあまりしゃべらんことにしましょう。先に記したとおり、駅前の風景をぼーっと眺めるだけでも意味があるのではないかと思います。ぼーっと見てたら、チコちゃんに叱られるかもしれませんが。

 駅周辺まち歩きを控え、7月30日に開催された「篠路駅東口駅前広場の在り方検討会議(第2回)」で、出席した委員の一人の発言を思い出します。

 地元の小学生を現地学習で案内したりしている。個人的には篠路駅と駅前のマツの木には由緒を感じたが、軟石の倉庫には感じなかった。

篠路駅東口 180507
篠路高見倉庫 201805
篠路農協煉瓦造倉庫 2号、小豆加工場、17号

 発言はこの委員の感性に基づくものであり、もとより「いい悪い」「正しい、間違っている」という話ではありません。「いや、私は由緒を感じます」と反駁しても、「議論」にはならない。
 あえて言わせてもらうと、私はこれまで札幌軟石の倉庫などをあちこち訪ね、この委員が感じないという「由緒」を感じることができて、幸せです。見るモノ、聞くモノ、ときに触るモノ、嗅ぐモノなど、身近なところでそれらのモノに「お宝」を感じて満足します。公共交通の料金程度で満足感を得られるのですから、こんなありがたいことはない。

 しかし、これを他者に「押し付ける」ことはできません。「押し付ける」ことはできなくても、自分が「お宝」と感じることは伝えたい。どこまでが押しつけで、どこまでがそうでないか、この線引きも難しいところです。8月3日ブログで伝えたように、お役所ですら(お役所だから、なのか)、「地域のお宝、教えてください!」とまで奨励しています。「あなたが残したい・伝えたいものは何ですか?」と。お宝を感じる→残したい、伝えたい心情は連続帯です。

 くだんの委員の感性と私のそれのどちらが多数か、実際に調べたことはありません。憶測でモノを言うのは慎みつつ、いくつか挿話的に記します。
 8月18日の「わきあいあい篠路まちづくりの会」に参加していたとき、会場となっていた地域食堂にたまたま若い女性が入ってきました。その彼女は、駅前の軟石倉庫をお宝と感じていました。なぜ、軟石倉庫を遺したいか。「あるものを壊すのはもったいない」から。
 「倉庫には由緒を感じない」と宣った先の「検討会議」の委員は、年配の男性です。何をお宝と受け止めるか、まあ、年齢や性別という属性で傾向を云々するのも慎みましょう。

 8月23日、STVの夕方の番組「どさんこワイド179」で、篠路の街と歴史が特集されていました。私も7月に出させてもらった「てくてく洋二」というコーナーです。ここでも、駅前の軟石や煉瓦の倉庫のことがお宝視されていました。かような公共の電波に乗るところを見ると、まんざら少数でもないのかなとも思えてきます。
 今回の案内人を務めた札幌市公文書館のEさんによると、テーマは札幌のタマネギで、候補地は当初、丘珠と篠路の2箇所だったそうです。結果的に篠路になったのですが、Eさんから「あんたの差しがねでないかい?」と疑われてしまいました。いやいや、私にテレビ局への影響力なんてありません。もとはといえば、私が7月に出演したのはEさんの推挙です。私は「そんな悪知恵、はたらきませんよ」と否みつつ、思い出しました。そういえば6月、この番組の担当ディレクターHさんから「街中だけでなくて、郊外も取り上げたいんですよね」と言われたとき、私は「郊外なら、いまホットなのは篠路ですよ」と口走ったなあ。

 2日の篠路駅周辺まち歩きに備えて、公文書館のEさんにもご教示たまわりました。STVの番組では「農産地・篠路」がクローズアップされていましたが、Eさんが提示したキーワードは「駅前文化」です。そうなんだよな。駅と駅前倉庫はセットです。「駅は由緒があるが、駅前倉庫は由緒がない」、あるいはその逆という二元論ではなく、駅あっての倉庫、倉庫あっての駅なんだわさ(北海道弁)。もし篠路駅に「由緒」が感じられるとすれば、周辺の倉庫群がそれを演出しているのかもしれません。 
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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