FC2ブログ

札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2018/06/29

札幌市中央体育館

 鉄筋コンクリート4階建てで、1966(昭和41)年に完成しました。札幌市中央体育館
  昨年(2017)年7月、「さっぽろ下町まちあそびワークショップ」という行事でこの界隈を歩いたとき、この建物に気づきました。30年余り前、職場の親睦会の行事でバレーボールに駆り出されたことがあり、ここに体育館があることは重々知ってはいたのですが、よくよく見つめるということはしてなかったのです。

 よくよく見つめて、「モダンな建物だなあ」とあらためて思いました。
札幌市中央体育館 北側ガラス窓面
 体育館という施設の必要性なのかもしれませんが、これだけ一面に窓ガラスを設けた建物は建築当時、札幌にどれだけあったでしょうか。

 つい先日、とある用事で中を見せていただきました。
札幌市中央体育館 3階体育室
 天井のトラス組みが現代アートに見えてきました。現代アートの何たるかを判っていないゆえですが。

 ここは、さまざまなスポーツで利用することができます。
札幌市中央体育館 種目別週間予定表
 「すもう室」や「重量挙室」もあります。

 52年前に開館したとき、「十六種目の競技が同時にできる、全道ずい一のスポーツの殿堂」と謳われました(末注①)。総工費2億5,500万円(末注②)。設計は久米建築事務所です。北海道百年記念塔の井口健さん(昨日ブログ)が在籍していた頃ではないか。 
 
 その「スポーツの殿堂」も役目を終え、北4条東6丁目の再開発事業地に建替えられます(末注③)。「モダンだなあ」と漏らした私の感想に対して、このたび本件建物に同行したKさんという方は「『外壁のペンキを塗り直したらよかろうに』と私なんかは思ってしまいましたが」とおっしゃいました。人それぞれ感じ方はさまざまですね。まあ、近々供用廃止されるのでしょうから、補修にカネをかけるわけにはいかないのでしょうね。

 この体育館が1966年、大通東5丁目の地にできたということに、土地柄や時代性を深読みしてしまう私です。

 注①:札幌市広報『さっぽろ』1966年8月号p.4 
 注②:同上。ただし「札幌市中央体育館 ごあんない」(発行年不明)によると、「総経費」は3億5520万円。
 注③:札幌市サイト「新中央体育館の建設(中央体育館改築事業)について → http://www.city.sapporo.jp/sports/sisetsu/kousou/index.html
スポンサーサイト



≪ 北海道百年記念塔の向きホーム北海道百年記念塔の設計者に訊く ≫

Comment

昔ちょくちょく行っていた石山通り沿いにあったNTTの体育館に似てる気がするなぁと思い画像をさらっと検索してみたのですが全く見当たらず、私の記憶も全くアテにならないのですが、どうも似たような造りだった気がするんですよね。
古さ的にも同じような。当時、ずいぶんぼろい体育館だなぁ(失礼)と思って利用してたのだけは間違いないんですけど。
同じ設計事務所の施工もありえたりするのかなあと思った次第です。

Re: タイトルなし

ぶらじょに様
NTTの体育館、ありましたねえ。
ぼやーとした像しか残ってません。いつごろ建てられたものだったのでしょうね。
1950年代の公共的な建築物の写真を見ると、窓面が大きく占めるようになってきた印象です。
keystonesapporo

旧札幌駅の北口には木造の国鉄体育館があったことを思い出しました。

コメントの投稿

管理人にのみ表示する

Track Back

TB URL

Home

 

プロフィール

keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新記事

最新コメント

カテゴリ

閲覧者数(2015.9.4からカウント)

検索フォーム

ランキング

↑ クリックすると、ランキングが見れます。

月別アーカイブ

管理画面

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

最新トラックバック