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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/05/08

創成川の謎 ④

 昨日ブログの続きです。
 創成川の流れの向きが鉄道以北で変わっていることについて、こだわる理由はおもに二つあります。直接的な理由と間接的理由です。
 前者は、北18条以北における「西1丁目」の欠落を指します。札幌の碁盤目に不整合をもたらしていることです。「札幌の街は碁盤の目のように、東西と南北に走る道路により整然と区切られ、旅行者にも分りやすい」(『ブルーガイドブックス 北海道』1977年、p.114)などといわれますが、却ってわかりづらいとすら私は思います。なまじ観光案内本などでかように刷り込まれるため、随所にみられる本件のような例外が陥穽です(2015.2.2ブログ参照)。
 しかし、例外があることで、街が深みを帯びているともいえます。だいたい、旅行者にとって「わかりやすい」街=魅力的なのだろうか。むしろ迷路性もあったほうがよいのではないか。行ったことはありませんが、北アフリカのマラケシュなんか、グーグルマップで空中写真を見ただけで私はゾクゾクします。もっとも、そういう街に生まれ育った人は、「整然とした」街並みに刺激を受けるのかもしれませんが。

 閑話休題。
 後者の「間接的理由」というのは、ほかならぬ「東区 北光・鉄東の謎 四題」(2018.3.12ブログ参照)の最終目標たる「北光線(東8丁目通り) 東区最大のクランクの謎」との関係です。これについては、おって記します。

 とまれ、創成川は流れの向きを変えたことで、ある種の刺激を札幌の街にもたらしてくれました。
 例えば、北18条通りとの交差点です。
北18条通り 創成川 交差点
 赤い矢印を付けた先、信号機のところに町名を記した看板が架かっています。一方、黄色の矢印の先には、建物に街区表示の看板が貼られているのですが。

 信号機のほうは…
「北18西1」表示板
 「北18西1」です。

 かたや街区表示板のほうは…
「北18条西2丁目1」街区表示板
 「北18条西2丁目1」とあります。

 一見同じ街区にもかかわらず、こういう物件を見つけると、我ながら妙な性癖ですが快感を覚えてしまうのです。これも、創成川が捻じ曲がってくれたおかげといえます。
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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