札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2018/04/14

八紘学園の池

 札幌建築鑑賞会のスタッフ5名で、豊平区の地下鉄福住駅周辺を散策しました。恒例行事「大人の遠足」の下調べです。来たる「2018初夏の編」で、月寒東にある八紘学園を歩くことにしました。いろいろ見どころの多い学園で、7月には花菖蒲が咲き誇ることでも知られます。3月に開催した「札幌百科」第15回で花菖蒲にまつわる話をお聴きしたことにもちなみました。

 拙ブログでは例によって、「遠足」の本筋から離れた(しかし、本筋に結びつくかもしれない)話を綴ります。
八紘学園 花菖蒲園近くの池
 花菖蒲園の近くにある池です。

 場所を現在図で確認します(国土地理院標準地形図から)。
国土地理院標準地形図 八紘学園 花菖蒲園 池
 赤矢印を付けた先です。
 近くをラウネナイ川が流れています。現在は直線的に流れていますが、かつてはたぶん蛇行していたことでしょう。池はどうも、もともとの自然地形で、ラウネナイの河跡のようにも思えます。
 
 池の対岸を見ると、擁壁がかなり高く組まれています。
八紘学園 花菖蒲園近くの池 擁壁
 これはラウネナイが削った痕ではないでしょうか。前掲現在図でも、等高線が川の上流へ食い込んでいます。

 カシミール3Dの等高線段彩図を見たら、よく判りました。
カシミール 段彩図 八紘学園 ラウネナイ
 赤い線を付けた先がラウネナイで、前述の池があるあたりです。かなり深い谷に見えます。

 古い空中写真を見てみます。
空中写真 1948年米軍 八紘学園 ラウネナイ
 1948(昭和23)年米軍撮影(国土地理院サイトから)で、赤い○で囲ったあたりに、くだんの池があるようです。

 ラウネナイはやはり、くねくね蛇行していました。ただ、現在図と照らすと、池のあたりは流れていません。が、川に沿って、帯状の影が見えます。崖線上の樹林のようです。上流のほう(画像では、下の方)を見ると、蛇行した川跡らしい地形も窺えます。池が河跡であるとは確かめられませんでしたが、谷底地形の低湿地であるとは言えそうです。池は、崖下の湧水かもしれません。

 八紘学園の花菖蒲園は、学園創設者の栗林元二郎が昭和30年代に東京から持ち帰った一株を植えたことが始まりで、昭和40年代から一般に公開しているそうです(学園のリーフレットから)。現在、2haの土地に約450品種、10万株が植わさって(北海道弁)いるとのこと。
 ここで、話の落としどころです。本筋に結び付けます。栗林は、前述の地形地質が花菖蒲の生育に適うとにらんだのではないか。
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≪ ラウネナイホームなんちゃって記念塔 厚別第1号、第3号 ≫

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1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。

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