札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2018/02/12

「上島氏開拓絵巻」を味わう

 昨日ブログに載せた「上島氏開拓絵巻」(北海道博物館蔵)に描かれた東皐園を再掲します。
上島絵巻 東皐園(全体)再掲
 赤い□で囲った部分を拡大してみましょう。

 手前に水路らしき流れが描かれています。
上島絵巻 東皐園(部分、右)
 これは創成川でないでしょうか。

 「最新調査札幌明細案内図」1928年と照らしてみます。
最新調査札幌明細案内図 東皐園付近 再掲
 黄色の○で囲ったところが東皐月園、青の矢印の先で示したのが創成川です。
 前掲上島絵巻は、創成川の西側から東を望んで描かれたように見えます。

 2月8日ブログで私は、東皐園の敷地が不整形であると延べ、「この地割は明治時代の早い時期から発生していた」と記しました。
 その根拠となる史料がこちらです。
地所払下願 明治14年 上島正 添付図面
 東皐園を開いた上島正が1881(明治14)年、開拓使に出した「地所払下願」に添えられた図面です(末注)。黄色の線で囲った大小二つの三角形の土地が東皐園に相当すると思われます。青の矢印の先に書かれているのが「創成川」です。大きい三角形の長辺が、前掲「最新調査札幌明細案内図」で赤くなぞったナナメの敷地境界でしょう。 
 私は地割を「不整形」と記しましたが、それは今の碁盤目状グリッドに当てはめたらの話であって、この地割が先に在りきだったのです。
 では、この地割は何に由って来たるのか? 東区の歴史に通じている方はお察しのことと想います。

 注:『札幌県治類典 附録』1883(明治16)年(北海道立文書館所蔵)所載
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≪ 東皐園のナナメの地割の由来を探るホーム東皐園 上島正の絵巻物 ≫

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1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。

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