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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2018/02/11

東皐園 上島正の絵巻物

 2月8日ブログの続きです。
 現在の東区に、「東皐園」という私設庭園がありました。この庭園を開いたのは上島正という人物です。先日、上島が1899(明治32)年に遺した絵巻物を北海道博物館で閲覧してきました。長大な巻物で、正確に計測はしませんでしたが8mはあったかと思います。
 この絵巻物のことは黒田重雄氏(北大名誉教授)が詳細に解題され、『厚別 黎明期の群像』2013年に掲載されています(pp.213-268)。3月21日に札幌建築鑑賞会で開催する「札幌百科」では、笠康三郎さんに花木の専門家の眼でこれを解読していただこうと思っています。
 一足先に拙ブログで、絵巻物の“さわり”の部分、すなわち東皐園を描いたところを紹介しましょう。

 東皐園の部分だけで、長さは1m50㎝くらいだったでしょうか。
上島絵巻 東皐園(全体)
 この絵巻物はこれまでも各種文献で紹介されていますが、長いので部分的な掲載がほとんどです。前掲『厚別 黎明期の群像』には東皐園の全体が載っていますが、モノクロです(p.215)。全体を原色で公開するのは、もしかしたら拙ブログが初めてかもしれません(末尾に2018.2.19追記)。

 文も添えられています。
上島絵巻(文)「東皐園の始」
 こちらも、これまでに読み下されてきていますが、やはり原典に直接当たることで何か得られるかもしれません。 

 上島という人は書画に通じ、測量の技術も持っていたようです。素人ながら私も、この絵に向き合い、古文書と格闘したいと思います。

2018.2.19追記
『川下百年誌』1984年に、絵巻の東皐園を9割程度、原色で掲載している(pp.45-46)。


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≪ 「上島氏開拓絵巻」を味わうホーム札幌オリンピックの残影 ≫

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