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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/02/10

札幌オリンピックの残影

 札幌オリンピックの組織委員会事務局の看板を、とある街中のビルで見かけました。
札幌オリンピック冬季大会組織委員会事務局 プレート
 招致を目指しているという2026年のそれではなく、1972年のときのものです。

 私は当時札幌にいなかったので、現地で体験した人ほどにはオリンピックが印象づけられていません。ただ、私にとっては札幌を初めて意識し、後年、北の街・札幌に惹かれたきっかけになったとはいえます。
 実際に札幌に住むようになって、私の歴史観に通底する“光と影”をオリンピックにも観るようになりました。正直言って、市内のあちこちに残るオリンピックの痕跡にさほど思い入れがあるわけではありませんが、それでも一定の感慨は抱きます。札幌に来たばかりの頃、真駒内駅前の旧選手村の近未来的な公団住宅を見て、「こういうところに住めたらなあ」と憧れたものです。
 私が札幌に来た1978(昭和53)年、当時の実感では五輪開催からずいぶんたっているように思いました。しかし、わずか6年後でした。まだ、興奮冷めやらぬ空気が漂っていたのでしょう。当時も「もう一度、オリンピックを」という熱がありました。そしてまた、2026年に立候補しようとしている。

 札幌オリンピック開会式のプログラムと入場券です。
札幌オリンピック開会式 プログラム
札幌オリンピック開会式入場券
 もちろん、私が元から持っていたのではなく、貰い物です。

 開会式が催された屋外競技場も老朽化し、負の遺産化しつつあるかに見えます。と思いきや、ここが現在、プロ野球日本ハム球団の「ボールパーク」構想の候補地になっているといいます。いずれにせよ、現競技場は建て替えられるようです。これに対し先日、この競技場は「時計台や道庁赤れんがに匹敵する歴史的価値がある」ので、「貴重な遺産・観光資源として後世に残すべき」という意見が新聞に載りました(末注)。「アジア初の冬季五輪の聖火がともされたスタジアムを残したい」と。

 “光と影”史観の私はここに、ベクトルの向きは正反対だが「百年記念塔 解体すべき」とする意見(2018.1.10ブログ参照)に通ずる口吻を感じ取ってしまいました。  
  
 注:北海道新聞2018年1月9日「読者の声」「真駒内競技場『五輪遺産』に」
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≪ 東皐園 上島正の絵巻物ホームなんちゃって百年記念塔 #2 ≫

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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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