札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2017/09/20

橋の岩田

 昨日の謎かけの答え、第一鳥居(北1条西25丁目)です。ぶらじょにさん、当たりです。ありがとうございます。
 北海道神宮 第一鳥居
 奉納といえば社寺、円山で社寺といえば北海道神宮、神宮といえば(銘鈑のカタチや周りの色から)鳥居という推理ですね。ちなみに、この鳥居を建立したのはもう一人の奉納者である岩田建設で、同社は橋梁技術に長け、「橋の岩田」と称されたそうです(末注)。創業者の岩田徳治は神宮の氏子総代も務めたというので、鳥居を建てるのもむべなるかなですが、北1条通をまたぐ巨大な工作に私は「橋の岩田」を連想してしまいました。

 本件鳥居が建てられたのは昭和40年代ですが、昭和10年地形図を見ると、同じ位置に鳥居らしき記号が書かれています。
昭和10年地形図 札幌神社 鳥居
 赤い○で囲った場所です。
 同じような記号はほかにも、神社の参道上に3箇所あります。橙色の○は第二鳥居の位置です。その南側の黄色の○、これは第三鳥居でしょう。また、第二鳥居から参道を進んで拝殿の手前、桃色の○のところにも見えます。

 神社の拝殿から桃色の○の鳥居までの距離を測ると、約1町(109m)でした。そこから橙色の○の第二鳥居までは約2町(327m)、第二鳥居から第一鳥居までは約7町(767m)。第一鳥居から拝殿までは計10町です。もしかしたら、そういう距離感を想定して鳥居を建てたのだろうか。町程標? 
 
 明治29年地形図です。
明治29年地形図 札幌神社
 参道は現在の西25丁目通、かつての銭箱道から西へ開かれていました。その東方、北1条通はまだ通じていません。赤い○が第一鳥居の位置に当たります。これは、素直に参道の入り口に建てたと解釈すべきでしょうね。
  
注:苗穂神社の「岩田徳治翁顕彰碑」(1982年建立)碑文、『さっぽろ文庫66 札幌人名事典』1993年、p.57
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1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。

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