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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2020/03/08

人生、山あり谷あり

 3月4日ブログに記したとおり、私は8年前、国道12号の白石本通のアップダウンを実感しました。きっかけは札幌建築鑑賞会で2005(平成17)年から展開した「札幌軟石発掘大作戦」(2015年12月8日ブログ参照)です。札幌軟石を手がかりとして街を歩くことで、副産物を得ました。街を探り、街を楽しむ醍醐味です。自分たちが知らない街の姿が見えてもきました。白石区を歩いたのが2011(平成23)年です。
 白石区に軟石建物の分布が少ない(2015年6月8日同年5月21日ブログ参照)のは、道路のアップダウンが軟石運搬のネックになったからではないか、などとまことしやかに想像したりもしました。まあ、さまざまな要因があることでしょう(末注)。
 なぜ、アップダウンが多いか。支笏火山の噴出物(火山灰など)が堆積してできた丘陵を川が谷を削りました(3月4日ブログ参照)。煉瓦(=粘土=地質)とアップアダウン(=地形)は、いまや大動脈・国道12号周辺の住宅街と化した白石本通の、土地の記憶といえましょう。

 2011年に本通付近のアップダウンを調べてまとめたレポートです。
2011年山あり谷ありレポート-1 (352x500) 2011年山あり谷ありレポート-2
 題して「人生、山あり谷あり」。

 2011年10月に確認した平和通8丁目南の谷底です。
平和通8丁目南の谷底
 (向かって右側が下流、左側が上流) 
 当時はまだ標高図や地質図、空中写真などを駆使するすべを知らず、せいぜい古い地形図と照らし合わせるくらいでした。
 
 住宅と住宅の間隙が谷底になっています。 
平和通8丁目南の谷底 本通東排水(北) 上流側
平和通8丁目南の谷底 本通東排水(北)
 間隙に“川”が流れているのを知り、感激したものです(画像上掲が上流側、下掲が下流側)。

 当時はまだ、河川網図も入手してませんでした。
河川網図 本通東排水(北)
 このたび、「本通東排水(北)」という名前を持つ、れっきとした川であることを河川網図で確認しました。札幌市長が河川管理者となっている普通河川です。 

 注:かつての近郊農村としての白石で、軟石建物の需要として考えられるのは農業用の倉庫である。倉庫は軟石よりも煉瓦のほうが散見される。もともと煉瓦の産地であったことに加え、国道12号や函館本線を介して、主産地となった野幌産の煉瓦が流通しやすかったのではないか。東札幌や大谷地が物流の拠点となった時代(昭和後半)にはモルタルやコンクリートブロックが普及したことだろう。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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