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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2020/02/20

電柱「中沼幹」の謎 ②

 2月13日ブログの続きです。
 周辺の電柱銘と較べて「中沼幹」が特異であることは前回のブログでお察しいただけたかと想います。電電公社時代のマークからしても、本件のみ“生きた化石”的に遺ったような気配です。「中沼」の由来としては、次の二つが考えられます。
 ①本件の近くに、「中沼」を冠する地名あるいは施設があった。
 ②東区の地名「中沼(町)」とつながっていた。

 ①から検討します。本件電柱の所在地は札幌市中央区北3条東9丁目、札幌厚生病院の敷地の南東角地先です。
 「最新調査札幌明細案内図」1928(昭和3)年から、本件所在地あたりを抜粋しました。
昭和3年最新調査札幌明細案内図 北3東9あたり
 現在の札幌厚生病院は、上掲図の「伊藤組木工場」にほぼ当てはまります。赤いで囲ったところです。その南東部は細かく地割されていますが、「中沼」というような名前は見当たりません。

 次に、「札幌全市案内」1957(昭和32)年です。
札幌全市案内 昭和32年 伊藤組木材㈱周辺
 赤いで囲った「伊藤組木材株式会社札幌工場」の周辺を観ましたが、やはり「中沼」は見つかりません。

 「札幌市全戸別明細図 大通以北版」1965(昭和40)年です。
札幌市全戸別明細図 昭和40年 伊藤組木材周辺
 赤いで囲ったのが「伊藤組木材札幌工場」、赤い矢印を付けた先が本件電柱の所在地に当たります。この角地に「中村商店」とあります。ナカムラ、ナカヌマ、惜しい。しかし、個人商店の名前を電柱銘に冠するのは、ほかに何もなさそうな一帯でない限り、考えづらいですね。
 どうも、①の線は薄いようです。

 先日この地を歩いたとき、電柱の立つ通りを北上して帰途に就きました。
市道東9丁目南線 北望
 この通りは市道「東9丁目南線」といいます(2月13日ブログ参照)。赤い矢印を付けた先が本件電柱「中沼幹」です。

 「東9丁目踏切」を渡って、東区に通じます。
東9丁目踏切
 余談ながら、この踏切は札幌の中心部に遺る唯一の物件です。

 踏切を渡ると、ほどなく大型商業施設に至ります。
北7東9 アリオ
 ここからバスに乗って帰ろうとしたのです。

 ここで、思いがけなくもというべきか、「中沼」という名前を見かけました。
「中沼小学校通」行きバス
 バス停に待機していた1台のバスです。
「中沼小学校通」行きバス 拡大
 「中沼小学校通」と表示されています。
「中沼小学校通」行きバス停
 中沼方面へのバスの発着点がここにもあることを知りました。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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