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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2020/01/06

そもそも、三角点を想う

 本日6日のUHB「みんテレ」となりのレトロのコーナーで、手稲山にある一等三角点の場所を映しました。
 大正時代に三角点が置かれたと放送で伝えましたが、大正時代というのは正確にいうと、三角点記号が記された地形図の製作年代です。手稲山には1900(明治33)年に三角点が設けられました(末注)。

 さて、その三角点のことを拙ブログでも、私は知ったふりをして述べてきました。三角点をもとにして地図を作るというのは、実際にはどういう仕組みでしょうか。測量にまったく疎い私の理解は、実は以下に綴る程度です。中学で習った三角関数の知識だけで想像してみました。  

 直角三角形ABCという土地があったとします。この土地の地図を作るには、どうしたらいいか。
三角測量 模式図-1
 まったく水平な土地、という条件で考えます。

 A地点からB地点まで距離(AB)と∠CABの角度(θ1)を測れば、A地点からC地点までの距離(AC)及びB地点からC地点までの距離(BC)は、実際に現地を測量しなくても求められます。
  AC=AB/cosθ1、BC=AB×tanθ1
 
 土地が、次のようなABCDという四辺形に広がったとします。
三角測量 模式図-2
 距離ACがわかったので、∠DACの角度(θ2)を測れば、距離ADと距離CDもやはり計算で出ます。
  AD=AC/cosθ2、CD=AC×tanθ2
 これで、土地ABCDの地図ができます。
 
 同じように続けていけば、さらに大きな土地を図面化できる理屈です。結局、距離ABと角度を実測すれば、あとは計算で求められることになります。ABCD…の各地点に標石として置くのが、三角点です。原理的には大体こういうことでしょうか。
 実際にはこれに高さが加わって、三次元の測量と計算をしなければいけません。想像するだに、気が遠くなります。たぶん今は空中撮影とか人工衛星などを使って計測しているのでしょう。
 
 明治29年地形図です。
明治29年地形図  丘珠村、苗穂村、雁来村、対雁村 村界
 札幌の近郊農村の村界をかくも幾何学的に分かったのも、頷けるような気がしてきました。

 ここ数日、空知・北村の三等三角点「怪物路」に寄り道しています。もとは一等三角点「手稲山」がきっかけでした。この三角点と手稲山山頂、標高との関係性が、私には未知だったのです。かねて手稲山の山頂の所在地は札幌市手稲区ではなく、西区だとも聞いていました。これを確かめるのにも、意外と手間取りました。

 注:国土地理院サイト「基準点成果等閲覧サービス」の「点の記情報」による。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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