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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2019/10/10

地下鉄東豊線の駅 構内の壁画は何を伝えているか?

 明日に迫った札幌建築鑑賞会「大人の遠足」2019秋の編、参加者への配布資料が出来上がりました。スタッフSさんのご尽力により、充実した内容です。諸先達の足跡の上に、これまで活字になっていないような情報も盛り込めました。自画自賛めきますが、「遠足」の資料を集積したら、正史からこぼれた札幌を顧みられるのではないかとすら、思えます。と、行事の前から感慨にふけっている場合ではありません。
 拙ブログでは、その遠足資料からもこぼれるようなモノ・コトを閲し、綴ります。遠足の下調べなどで東区に足を運び、地下鉄東豊線の駅構内の壁画をしばしば鑑みさせてもらいました。先行して開業した「豊水すすきの」以北の駅で目に留まります(2018.9.13ブログ参照)。私の印象に残っていないだけかもしれませんが、あとからできた「学園前」以南の駅にはありましたっけ? この壁画が、もしかしたら札幌市営交通の“盛衰”をモノ語っている。というのは勘ぐり過ぎでしょうか。

 「環状通東」駅のレリーフ、というかモザイク画です。
地下鉄東豊線 環状通東駅のレリーフ
 これは、実際の風景をモチーフにしているのでしょうか? だとすれば、どこだろう。

 このフォルムで私が思い出せるのは、下掲の橋です。
環状夢の橋
 その名も「環状虹の橋」。環状通東駅から環状通を時計回りに進むと辿り着けるから。まさかねえ。
 東豊線の「栄町-豊水すすきの」間が開通したのは1988(昭和63)年12月(末注)、「環状夢の橋」が架かったのは1989(平成元)年12月です(2016.3.23ブログ参照)。曲線の方程式が、どうみても違う。背景のポプラらしい樹は?

 ほかに思いつくのは…。厚別川に架かる「虹の橋」? 豊平川の幌平橋? 
 それにしてもなぜ、この駅にこの絵柄なのだろう。

 注:『さっぽろの市営交通2018』p.2「市営交通の沿革」
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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