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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2019/09/22

西岡水源池

 札幌建築鑑賞会「古き建物を描く会」第67回を催しました。今回の写生地は西岡公園です。6名が参加しました。

 この公園は、西岡水源池という名前のほうが馴染み深い方も多いでしょう。
西岡水源池 給水塔遠望
 水源池としての役目は終えて久しいのですが、最寄りのバス停も「西岡公園」ではなく「西岡水源池」です。「水源池通」もよく知られています。
 
 スケッチに先立ち、西岡水源池に詳しい会員Sさんが歴史を語ってくれました。
西岡公園 紙芝居 190922
 手作りの紙芝居です。とてもわかりやすいお話でした。

 水源池に遺る旧給水塔です。
西岡水源池 給水塔 近景
 1909(明治42)年に造られました。文字どおり“絵になる風景”のワンポイントアクセントです。

 水源池に関して私は表面的な知識しか持ち合わせていませんでした。月寒の陸軍に水を供給するための上水道として整備されたこと、ここで月寒川を堰き止めて水量を確保したこと、札幌と近郊(西岡は当時、豊平町)ではもっとも古い上水道だったこと、という程度です。上水道がなぜ、必要だったのか。どのように月寒まで通じていたのか。給水塔がどのように機能していたのか。Sさんの紙芝居で、このたび具体的に理解できました。

 ビジターセンターの役割を果たしている公園管理事務所で作品のお披露目です。
描く会 西岡水源池 作品お披露目
 公園職員の方にもご覧いただき、喜んでもらえました。

 少し話を飛躍させます。
 西岡水源池は、当時最先端の実用的な土木施設、しかも軍事目的のそれでした。いまや市民の憩いの場として“平和利用”されています。日本の近代史において、技術向上の主要な源泉には軍国主義がありました。幕末、函館の五稜郭(本年8月27日ブログ参照)で上水道が先駆けられたことも、初期事例といえましょう。その五稜郭もまた、かけがえのない行楽施設です。
 池のほとりを歩いていると、何か小さな固いモノがポンと音を立てて飛んできました。どんぐりです。散策路にたくさん落ちてました。

 uhb(8ch)「みんテレ」(15:50-)となりのレトロ、こんどの放送は9月23日(月・祝)です。
 ↓
 https://uhb.jp/program/mintele/
 収穫間近の環状通のリンゴをお伝えします。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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