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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/09/21

福住六軒のなぜ?

 札幌建築鑑賞会通信『きー すとーん』第80号が発行されました。
きーすとーん№80 表紙
 会員の皆様には、週明けにかけてお手元に届くことと思います。
 
 今号では秋から冬にかけての行事をご案内しております。主催行事では、まず10月上旬に「大人の遠足」秋の編です。詳細は当会公式ブログ をご覧ください。

 遠足で歩くところを、明治初期の古地図で見てみます(「札幌郡西部図」1873〈明治6〉年)。
明治6年札幌郡西部図 月寒村
 歩くのは赤矢印の先です。

 といっても、小さすぎて見えないので、その部分を拡大します。
明治6年札幌郡西部図 月寒村 拡大
 これでもまだ小さいと思いますが、矢印に示した先に「月寒村」と書かれています。

 北を上に、地図の向きを変えてみます。
札幌郡西部図 六軒
 遠足で歩くのは、正確にいうと黄色の矢印で示した先です。
 現在の国道36号(当時の名前で「札幌本道」、のちに「室蘭街道」)が月寒川を渡るあたりになります。札幌本道の南西側に一部、ほぼ並行するように道が描かれ、その道沿いに家屋とおぼしき■が三軒ずつ向かい合って計六軒、並んでいます。

 別の古地図を見ます(「月寒25連隊地図」1910〈明治43〉年)。
明治43年月寒25連隊地図 六軒屋
 国道36号の原形たる室蘭街道をこげ茶色、月寒川を水色でなぞりました。「字六軒屋」という地名が遺っています(赤い○)。前掲「西部郡図」に描かれた六軒の家屋に由来する字名と想われます。
 
 「西部郡図」の六軒を、現在図上で模式的に配置してみました。
現在図 六軒屋 配置
 赤い●です。月寒川を水色、国道36号をこげ茶色でなぞりました。

 来たる遠足は、謎解きからスタートします。なぜ、ここに六軒屋が置かれたか?
 
 ここでいう「なぜ?」の意味を注釈します。前掲「西部郡図」の拡大版を見ていただくと、月寒川の左岸では現国道の原形たる街道沿いに家並が連なっているのがお判りいただけましょう。しかし、南東へ進むと、途中から道が鉤の手に枝分かれし、川を渡って六軒屋が並びます。「なぜ」というのは、六軒屋が現国道沿いに並ばずに、枝分かれした道に置かれたことの「なぜ?」です。
 答えをご存じの方でコメントをくださる方は、恐れ入りますが非公開でお願いしますね。遠足に参加する方へのネタバレにならぬよう。
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プロフィール

keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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