札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2018/06/13

札幌で永山武四郎ゆかりの地を拝む

 改修のため2年余り休館していた「旧永山武四郎邸」(道指定有形文化財)を、6月23日の一般公開に先立って見に行ってきました。
旧永山邸・旧三菱鉱業寮 全景
 地元住民、観光ボランティアガイド、関係者を対象とした内覧会に参加させてもらったものです。

 2016年以来の改修では、特に併設の「旧三菱鉱業寮」の整備に力点が置かれました。
旧三菱鉱業寮 外観
 三菱合資会社によって1937(昭和12)年頃に建てられた洋館です。永山が1904(明治37)年に亡くなった後、邸宅敷地を同社が明治末期に買収し、事務所や寮が設けられました。 

 下見板貼りは新たにペンキが塗られ、お化粧直しされています。下見板やスティック(妻破風の化粧材-末注①)はペパーミントグリーンといった色合いですが、改修前とは異なっています。前は、下見板は白、スティックはこげ茶色でしたね。たぶん‘こすり出し’をして、創建時の色に戻したのでしょう。

 旧三菱鉱業寮の中で、私がもっとも好きな空間です。
旧三菱鉱業寮 2階 階段室 
 2階の階段室。これを階段室といってよいのか判りませんし(末注②)、階段室という表現では言い尽くせない贅沢さが漂います。贅沢というのは、「金に飽かした」というのとは異なる精神的(?)豊かさでしょうか。もっとも、パブリックスペースにこれだけゆとりを持たせるのは、資力がないとなかなかできないことだとは思いますが。
 改修前は閉じられていた左側の丸窓の納戸部屋は、このたび開放されました。ミニギャラリースペースとして活用できるそうです。窓の外の木々の緑が映えますね。

 旧永山邸及び旧三菱鉱業寮については、私は20年来の感慨があります。とりわけ永山武四郎については先般鹿児島で生誕地を拝んできたことでもあり、感慨も弥増しているところです(6月1日2日3日各ブログ参照)。拙ブログでは一般にあまり知られていないトリビアルな挿話をできるだけ綴っていきたいと思います。まあ、旧永山邸とか旧三菱鉱業寮自体、まだマニア好みかもしれませんが。

 本件建物の公開については公式サイト https://sapporoshi-nagayamatei.jp/ をご参照ください。

 注①:これはハーフティンバーなのだろうか。
 注②:リーフレットによると、この空間は「ホール」
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1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。

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