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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/05/11

野幌丘陵の先端

 大麻高校の近くにある煉瓦の納屋です。
江別 大麻ひかり町 煉瓦の納屋
 腰折れ屋根、煉瓦は長手積み。
 後景彼方に北海道百年記念塔を納めて撮ることができました。持ち主が近くで畑仕事をされていたのでお訊きしたところ、1956(昭和31)年の築で、牛舎だったとのことです。酪農は1989(平成元)年くらいまでしていた由ですが、主としては昭和40年代まででした。ちょうど大麻団地ができる頃ですね。

 ところで、この納屋の手前が法(のり)面になっていて、一部コンクリート擁壁が組まれています。その手前は現3番通り、旧国道です。
 この段差が気になりました。ここから彼方の記念塔へは昨日ブログで示したように(途中沢が横切っていますが)、ずっと野幌丘陵の上り勾配です。だから高低差があっても不思議ではないのですが、私はある地図を思い出しました。

 国土地理院「都市圏活断層図 札幌」です。
都市圏活断層図 札幌 江別
 前掲画像の場所を黄色の矢印で示しました。

 これはなまなましい地図です。濃い朱色のアミがかかり矢印(←)が幾重に連なっている一帯は「活断層(活撓曲)」を表しています。矢印の先の朱色の太い破線は「活断層(位置やや不明確)」です。
 活断層(活撓曲)(かつとうきょく)というのは、凡例の説明によると「活断層のうち、変位が柔らかい地層内で拡散し、地表には段差ではなくたわみとして現れたもの。たわみの範囲及び傾斜方向を示す」。

 前掲画像に示した段差は人工的な法面で、断層崖ではないのでしょうが、私には活断層を想起させたのでした。広い意味では、断層の撓(たわ)みの一部といえるかもしれません。
 正確な位置は不明確ながら、ほぼ旧国道にそって活断層が走っています。というか、撓みの先端にあたる線に沿って、旧国道が開かれたといえましょう。旧国道から東南東は野幌丘陵、反対側の西北西は扇状地です。

 野幌丘陵が西北西に向かって、現在進行形でぐいぐいと石狩低地帯に大地を押しているような印象を地図から受けました。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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