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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2018/01/16

北海道百年記念塔 ⑦

 1月12日ブログで、 「北海道百年」のときの「開道」の「見え隠れ」について述べました。
 『北海道百年記念事業の記録』には、「開道」を改め「北海道百年」に呼称を統一した経緯が記されています。いわく「“開道”ということばでは道外に通じないおそれがあるとした」と(p.1)。「開道百年」にしなかったのは“開拓”一辺倒史観に対する一定の反省かと私は思っていたのですが、どうもそうではなかった。もしかしたら反省も内在したのかもしれませんが、オモテには出てきません。あくまでも、「道外」に通じるか通じないか。

 1月10日ブログで私は北海道新聞2016年12月28日特集記事を引用し、百年記念塔に建設に当たって道民から提案が多数寄せられたことに言及しました。再度引用します(太字)。

 道発行の「北海道百年記念事業の記録」(79年)(原文ママ、引用者注:同書が発行されたのは1969年である)によると、事前に道民から先住民族や開拓の犠牲になった農民や囚人らを慰霊する塔や碑の提案が多数寄せられた。
 ところが、知事を会長とする開道百年記念事業協議会が打ち出したのは「『だれの塔』と限定せず、開拓のすべての先人に感謝と慰霊の誠をささげるとともに将来へ向かっての道民の新たな決意をこめた記念塔を建設する」(同記録)との基本方針だった。

 
 孫引きは原典に当たるを鉄則とすべし。前掲書の該当箇所を読み直して、孫引きと比べてみました(p.51)。
記念塔 特定人物の顕彰や特定対象(先住民族あるいは開拓事業の犠牲となった農民・土工夫・囚人など)の慰霊のための塔・碑建設に関する提案が多かったが、そのような“だれの塔”と限定せず、開拓のすべての先人に感謝と慰霊の誠をささげるとともに将来へ向かっての道民の新たな決意をこめた記念塔を建設することにしたい。
 なお、建設にあたっては広く道民の協賛を求めることが望ましいとの意見があった。

 
 前述の道新記事では、道民から「多数寄せられた」という「提案」は「先住民族や開拓の犠牲になった農民や囚人らを慰霊する塔や碑」だったのですが、原典によると慰霊だけではありませんでした。「特定人物の顕彰」もあったのです。「特定人物」とはどんな人だったのか、私は気になりました。残念ながら、この箇所には具体的人名など、それ以上のことは書かれていません。しかし、別のページにそれを窺わせる記述がありました。
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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