札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。

2017/10/02

平岸通、平岸街道

 9月29日ブログの続きです。
 豊平区豊平6条3丁目の豊陵公園のところを、かつて道が通じていました。その道を私は「平岸街道」と記しました。地元でそう呼ばれていると耳にしたからです。ただし、もともと私がそういう認識だったわけではありません。どういう認識だったかというと、“平岸通(国道453号)の延長”です。
 
 「平岸通」と「平岸街道」がまぎらわしいので、現在図で整理しておきます。
現在図 平岸通、平岸街道
 元図は豊平区役所発行「豊平区ガイド」から抜粋しました。
 いわゆる平岸街道は、赤い線でなぞった道です。これは誰しも異存はないでしょう。かつての平岸本村の中心道路です。現在、国道453号となっています。453号は北へ伸びて、平岸2条1丁目で左へ少し折れて北海学園を横に見ながら進み、例の豊陵公園(緑色で囲ったところ)へ突き当たります。黄色の線です。

 ややこしいのは、赤い線と黄色の線でなぞった一連の国道が「平岸通」と命名されていることです。私の想像ですが、赤い部分の通称「平岸街道」が黄色の部分の「平岸通」にも当てはめられて、今では一連を平岸街道と多くの人に認知されているのではないでしょうか。
 
 では、‘本来の’平岸街道はどの道か。
 赤い線の端から北に通じる桃色でなぞった道です。
平岸街道 入口
 画像は、桃色でなぞった道が国道36号に突き当たるところです。北から南を眺めました。前掲現在図の黄色の矢印の先です。
 角のお菓子屋さんの看板に「ここが平岸街道です」と書かれています(画像に付けた黄色の矢印の先)。

 「看板に書かれているから」というだけでは理由として弱いので、札幌市の道路網図で確かめてみました。すると、この道(桃色の線)は札幌市の市道(認定道路)で、「平岸街道線」という路線名であることが判りました。「平岸街道」が単なる通称ではなく、正式な路線名に遺っているのです。
 しかるに、黄色の線は正式にはあくまでも「国道453号平岸通」です。赤い線もそうです。
 そうはいっても。
 黄色の線はともかく、赤い線はもともと平岸街道ではないか。おおかたの住民感情としてはそうでしょう。役所の整理が‘正式’で、住民の呼び習わしは俗称にすぎないと軽視するのもいかがかと思います。私としては、赤い線+桃色の線=平岸街道、黄色の線=平岸通、と区別することとします。

 ここで冒頭の話に戻ります。
 では、黄色の線の北に延びて、現在の豊陵公園を横切っていた道は何だったのか? 前掲現在図で、橙色でなぞった道です。
 この道には、「中学校前通線」という路線名が付いています。[つづく]
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1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。

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