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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2016/09/16

子取川②

 札幌競馬場の東側を流れていたという子取川について、大正5年地形図に描かれている二つの川に当たりをつけました。
 別の古地図で、二つの川を見てみます。
昭和11年札幌市地図 琴似川
 「札幌市地圖」1936(昭和11)年です。
 子取川と思われるのは赤矢印を付けた川と黄色の矢印を付けた川のいずれかですが、このうちの黄色矢印のほう、すなわち競馬場のすぐ東側を流れている川は、どうも人工的に開削された水路のように見えます。一方、赤矢印のほうは自然河川で、この地図には「琴似川支流」と書かれています(末注①)。

 子取川の由来が「サケの捕獲」に関係があるとすれば(昨日ブログ参照)、どうも自然河川のほうがニオイます。実際にこの川の河道跡とおぼしき一帯を歩いてみました。
 結論的にいうと、現地で「子取川」という川名を裏付ける手がかりは得られなかったのですが、かねてこの河道のことは取り上げたかったので、報告しておきます。

 まず河道を現在図(元図は札幌市中央区役所発行「中央区ガイド」から抜粋)に当てはめてみました(末注②)。
コトニ川河道 現在図
 この川のミナモトは主に現在の植物園と知事公館の二箇所ですが、今回はそこまで遡らず、JR函館線の付近を紹介します。赤い○で囲ったあたりです。なかなか味わいのある一帯でした。

 注①:9月15日ブログ末注②で記したように、山田秀三先生はこの川がコトニ(ポロコトニ)すなわち「コトニ」川の本流ではないかとみている。琴似川の本支流をめぐっては別の機会に触れたい。
 注②:この河道については山田秀三先生が半世紀前、すでに現在図(当時)にトレースしている。先人は偉大なり。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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