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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2016/09/07

二里川本流 河道跡①

 二里川の源流については8月30日ブログhttp://keystonesapporo.blog.fc2.com/blog-entry-769.htmlに記しました。
 8月31日ブログhttp://keystonesapporo.blog.fc2.com/blog-entry-770.htmlで、推定河道を大正5年地形図になぞりました。

 その河道跡を現在図に落としておきます。
現在図 平岡 二里川 旧河道
 図上、濃い青の破線でなぞったのが、それです。薄い青の破線は先日来テーマとしてきた桜川の暗渠、赤い破線はその上流の河道跡です。

 私が実際に現地を歩いたのは、手元にある紙の古地図と文献を頼りにして、現在図の町割りをにらみながら当たりを付けました。しかし、「今昔マップon the web」(9月5日ブログ参照)を見ると、1970年代の地形図に二里川の河道が描かれていて、瞬時に現在図と照合できました。もうこれからは、ローテクな作業をしなくてすみます。実にありがたい。ただし、あまりハイテクなデータに頼ると、自分の想像力が劣化する陥穽もあるような気がします。かといって、ローテクな自力のみで徒手空拳というのも効率が悪い。悩ましいところですが、桜川の上流のように地図上ハッキリ現れていないものには、人知が彷徨う余地がまだまだありそうです。

 閑話休題。
 二里川本流の河道跡です。
平岡9条 二里川 河道跡
 平岡10条1丁目から南東へ、いかにも河道跡感が色濃く漂う遊歩道が伸びています。左右の民家にはコンクリート擁壁が連なっていて、谷間感もあります。

 私が興味深かったのは、この河道跡の空間もさることながら、次のできごとです。
 この道沿いの一軒の民家で、主人とおぼしき初老の男性が庭仕事をしていたので、声をかけました。
 私「もしご存知でしたら教えていただきたいのですが、この道は昔、川が流れていたのではないでしょうか?」
 男性「さあ、わかりませんねえ」
 男性の気配からすると、どうも本当にご存知ないようなのです。お一人との会話だけで判断するのは危険ですが、土地の記憶というのは薄れるものだなあと思いました。
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keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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