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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 胆振東部地震お見舞い

2016/07/03

南7条西4丁目、ナナメの痕跡

 南7、8条西4丁目のナナメの由来を探る中で、一枚の古地図に当たりました。
明治22年札幌市街之圖 南7条西4丁目
 「北海道廰札幌市街之圖 明治廿二年製圖」からの抜粋です。

 昨日のブログで紹介した地割と同じ箇所がナナメに仕切られています(黄色の矢印の先)。ナナメに仕切られた四辺形の部分は、記号に照らすと「果園」です。札幌本府の条丁目の町割りの南側に位置するこの「果園」は、水原寅蔵の果樹園ではないでしょうか。
 この地図を見ると、ナナメの南側延長上に道路は描かれていません。これを見る限りでは、道路ができる前に果樹園の敷地がナナメに仕切られていたようです。

 前掲の古地図で赤い矢印の先で示したところの現在です。
南7条西4丁目 果樹園敷地の痕跡?
 南7条西4丁目、ビルとビルの境目になっています。これが、水原果樹園の敷地境界の痕跡らしい。

 しかし、なぜ、果樹園の敷地境界をナナメに引いたか?
 ここでいうナナメというのは昨日記したように、周辺の他の道路と比べての、相対的な話です。正確にいうと、北側の札幌本府の町割りに対してナナメということです。この土地本来の地形ということに即せば、ナナメということではないのかもしれません。
 果樹園の南から東にかけて、鴨々川が流れています。川の流れというか地形に沿ったら、ナナメになったのだろうか。この場所は、山鼻屯田兵村の地割の延長が札幌本府とぶつかるところです。碁盤目のズレが際立つところでもあります。ナナメは、その影響か。
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Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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