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札幌時空逍遥

札幌の街を、時間・空間・人間的に楽しんでいます。 新型冠状病毒退散祈願

2024/02/09

「札幌建物探訪」第8回

北海道新聞別刷「さっぽろ10区」本日紙面(2月9日)に掲載されました。
 電子版でも会員登録(無料)により、お読みいただけます。
 ↓
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/973002?rct=s_culture
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2024/01/24

また、くさい芝居を演じました。

 ドラマ仕立ての番組にちょこっと出ます。前にも出させてもらったNHK「ふるカフェ系 ハルさんの休日」です。
 ・放送予定日:1月25日(木)午後10時30分~(NHK・Eテレ)
 ・再放送:1月28日(日)午後6時30分~(同上)
 ・再放送:2月1日(木)午前11時5分~(NHK総合)
 
 前に出たのは江別編でしたが(2018.8.24同8.23ブログ参照)、今回は札幌編です。舞台はNHKサイトの予告編で、ちらっとご覧できます。
 → https://www.nhk.jp/p/furucafe/ts/W6Z2W3826N/episode/te/X4QV1K74RQ/
 よかったらご笑覧ください。

2024/01/13

「札幌建物探訪」第7回

 北海道新聞別刷「さっぽろ10区」紙面(1月12日)に掲載されました。
 電子版でも会員登録(無料)により、お読みいただけます。
 ↓
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/961780?rct=s_culture

2024/01/10

追悼・鮫島惇一郎先生

 昨日(1月9日)の新聞おくやみ欄でご逝去の報に接しました(97歳、本日道新訃報記事に詳しいプロフィル掲載)。
 元旦に年賀状をいただいたばかりでしたので、哀しみがひとしお募ります。先生には、一昨年豊平公園でお目にかかり、お世話になりました(2022年9月10日ブログ参照)。そのお礼も兼ねて昨年、年賀状を出したので、今年ご挨拶をくださったのでしょう。
 
 先生からいただいたその年賀状です。
鮫島惇一郎先生 年賀状2024年
 簡潔明瞭なひとことに、先生の想いが伝わってきます。拡散させていただくことを、きっとお許しくださるでしょう。添えられた手書きの字体から、先生のお人柄も偲ばれます。

 一昨年にお会いしたとき、ねだってご編著にサインしてもらいました。
札幌から見える山 鮫島先生サイン
 40年ほど前に買って、折に触れ楽しませていただいている本です(2014.9.1ブログ参照)。30年前、一緒に藻岩山に上ったことも思い出されます。
 一昨年には、2007年刊行の写真集を頂戴してしまいました。先生を偲びながらあらためてページを繰ると、ところどころ新たな気づきがあります。「よくぞ写真に撮ってくださった」と、感謝しつつ、半世紀以上も前に写された風景について、まだまだお尋ねしたかったと悔やまれてなりません。先生からお話を伺う催しを豊平公園でできたらと願ってもいたのですが、それも叶わぬこととなりました。合掌。

2023/12/31

2023年もお世話になりました。

 大晦日恒例?により、この一年私が関わってきました“発信”のもろもろを時系列で振り返ります。
❏1月
12日:「本気で文化を愉しむ人の夜会」ゲスト参加 話題提供
 → https://www.facebook.com/events/513624560596523/?ref=newsfeed
28日:札幌建築鑑賞会通信『きー すとーん』第93号 発行
 → https://ameblo.jp/keystonesapporo/entry-12787045371.html

❏3月
25日:札幌建築鑑賞会「札幌百科」第19回 開催

❏4月
6日:STV「どさんこワイド179」特集「札幌の歴史探訪! てくてく洋二」(琴似編) 出演
 → https://www.stv.jp/tv/dosanko_eve/tokushu/mkuhs40000005b6v.html
11日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」特集「さようなら、記念塔-愛され半世紀」取材協力
18日:STV「どさんこワイド179」中継「ノスタルジーを訪ねて」(三誠ビル) 出演
 → https://www.stv.jp/tv/dosanko_eve/chukei/mkuhs40000007sxs.html

❏5月
8日:北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科「フィールド実習Ⅰ」(街を学び、街を知り、街を楽しむ‐厚別区の歴史‐)臨時講師
10日:北海道新聞(札幌圏版)特集連載「百年記念塔の見えるマチ 変わる風景 変わらぬ思い」(上) 取材協力
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/842692/
11日:同上(中) 取材協力
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/843350/
26日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」特集「<さっぽろ今昔物語>バッタ塚 被害と駆除 歴史伝える」取材協力
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/864386

❏6月
3日:「まち歩き愛好家と歩く レトロ建築探訪ツアー」(ディスカバーエゾ主催)案内役
 → https://peatix.com/event/3560867
4日:北海道新聞特集「消えゆく百年記念塔 思いは変わらず」取材協力
20日:札幌建築鑑賞会通信『きー すとーん』第94号発行
 → https://ameblo.jp/keystonesapporo/entry-12808910313.html
21日:「創成川・鴨々川 川めぐりウォーキング」(札幌市河川事業課主催)案内役
 → https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/kasen/menu0903.html

❏7月
8日:STV市政広報番組「札幌ふるさと再発見」(鴨々川のいまむかし 創成川・鴨々川 川めぐりウオーキングツアー)出演
 → https://www.youtube.com/watch?v=YzQ37cOgqCI
14日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」連載「札幌建物探訪」第1回(札幌市資料館)掲載
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/905198/
16日:札幌建築鑑賞会「大人の遠足」2023夏の編「真駒内公園で時間・空間・人間の交差を辿る…」開催(1回目)
17日:同上 開催(2回目)
23日:札幌建築鑑賞会「古き建物を描く会」第75回(札幌駅北口界隈)開催
 → https://ameblo.jp/keystonesapporo/entry-12813326061.html

❏8月
18日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」連載「札幌建物探訪」第2回(三誠ビル)掲載
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/876495/
27日:札幌建築鑑賞会「古き建物を描く会」第76回(宮の森・Tさん宅)開催(荒天のため室内見学)
 → 8月31日ブログ

❏9月
6日:市電貸切ツアー「車窓をとおして“サッポロ”が見えてくる」(ワールド航空サービス札幌営業所主催) 案内役
8日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」連載「札幌建物探訪」第3回(高倉新一郎旧宅)掲載
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/905195/
13日:STV「どさんこワイド179」中継「古き良き変わらぬ姿…昭和レトロビルに潜入」(岩佐ビル)出演
 → https://www.stv.jp/tv/dosanko_eve/chukei/sh87dd0000001j8g.html
14日:「昔の先端技術は札幌のまちをどう変えた?歩いて学ぶまちづくり講座」(ディスカバーエゾ主催)案内役
https://peatix.com/event/3660066
17日:札幌建築鑑賞会「古き建物を描く会」第77回(北海道立近代美術館) 開催
9月17日ブログ
22日: 厚別歴史写真パネル展特別企画「厚別歴史散歩~軽工業団地編~」 案内役
 → https://www.city.sapporo.jp/atsubetsu/machi/soshiki/soshiki_event.html#sanpo
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/916157/
30日:札幌建築鑑賞会通信『きー すとーん』第95号 発行
 → https://ameblo.jp/keystonesapporo/entry-12828702020.html
30日:「歴史的建造物の登録に関するフォーラム」(北海道文化遺産活用活性化実行委員会主催)事例報告

❏10月
1日:「歴史的建造物見学まちあるき」(同上主催)案内役 
8日:札幌建築鑑賞会「古き建物を描く会」第78回(札幌北一条教会)開催
12日:創造学園豊平塾「札幌歴史散歩・豊平区編-歩いて、街が見えてくる-」講演
13日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」連載「札幌建物探訪」第4回 (戸部謙一さん宅)掲載
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/923485?rct=s_culture
15日:「篠路まち歩き 藍(あい)LOVE しのろ‼ 篠路のまち・歴史を知ろう!」(篠路オープンミーティング歴史ワーキンググループ主催)案内役
 → https://www.city.sapporo.jp/keikaku/partnership/shinoro/documents/nabivol26.pdf
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/938030/
24日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」(電子版)「<10区スペシャル>今年で50周年!札幌市資料館を探る」取材協力 
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/923673/

❏11月
10日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」連載「札幌建物探訪」第5回(八鍬功さん旧宅)掲載
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/938044?rct=s_culture
10日-12日:厚別歴史写真パネル展 第12回 運営参加
 → https://www.city.sapporo.jp/atsubetsu/machi/soshiki/soshiki_event.html#paneru12
24日:北海道新聞(札幌圏版)特集「ディープに歩こう 創成イースト・ファクトリー周辺④勇崎恒次郎商店」(電子版)取材協力
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/943913/

❏12月
6日:札幌市立石山緑小学校「みどりんタイム」ゲストティーチャー(札幌軟石のお話)
8日:北海道新聞別刷「さっぽろ10区」連載「札幌建物探訪」第6回(阿部さん宅)掲載
 → https://www.hokkaido-np.co.jp/article/950052?rct=s_culture

 9月27日、母が亡くなりました。これまでたまわりましたご厚情にお礼申し上げます。
 折々、私はお会いしたかたから「お母さん、お元気ですか?」とお声掛けをいただきました。老齢の母と暮らしていることを口の端に上らせてきたからでしょう。例えばSTVアナウンサーの木村洋二さんというかたは、私がお目にかかると必ず母のことを尋ねてくれました。お仕事柄、日々多くの人と会っているでしょうに、また私と会うのはせいぜい年に1、2回なのに、よく覚えてくれているなあと感心したものです。お気遣いくださった皆様、ありがとうございました。
 私は2016年、母を郷里から引き取りました(2016.12.52017.2.11ブログ参照)。晩年の6年半をともに過ごせたことで、親戚をはじめとして皆様から「お母さんはお幸せだったと思いますよ」と慰めていただきました。しかし今にして、母には「もっと、ああしてあげればよかった、こうしてあげればよかった」と悔やみます。それまでの40年近くにわたる別離で、辛い思い、淋しい思いをさせてきました。げに、親孝行したいときに親はなし。
 母は本年7月上旬に圧迫骨折で救急入院し(7月19日ブログ参照)、8月のいったん退院(8月16日ブログ参照)を経て、9月上旬に再入院、同月26日にあらためて退院しました。退院時、今から思うとすでに死期が近づいていたのか、母は朦朧としていましたが、自宅に戻ったのはわかったようです。私が「うちに帰ってきたよ。また一緒だからね」と言うと、「お世話かけるね」「おいしいもの食べさせて」「みかん」と言いました。私が缶詰のみかんをあげると、汁だけごくんと飲んでくれました。最期に、母にしてあげられたことです。翌日、自宅で息を引き取りました。満96歳、老衰でした。
 主治医の先生は「うちに帰りたかったんだろうな」とおっしゃってくれました。本当にそうだったと思います。8月の退院時は夜間の不穏があったのですが、最期の一晩はおだやかに、家族3人でともに過ごすことができました。母はこれまでいろんな大病を乗り越えてきましたが(2017.12.52016.5.17ブログ参照)、最後の入院も退院まで頑張ってくれました。
 6年半、一緒に暮らせたことを母に感謝します。何気ない日々のありがたみと幸せをかみしめることができました。戦争や災害の惨禍を想うにつけ、なおのことです。そのありがたみは、介護や医療で支えてくださった関係の皆さんのおかげでもあります。郷里でのケアハウス、札幌に来てからの小規模多機能ホームの職員さんには、お世話になりました。感謝申し上げます。
 7月に入院したとき、母は死期を悟ったかのようでした。妻に向かって「(私の)お嫁に来てくれてありがとう」と口にしました。私には「○○さん(妻のこと)に良くしてあげてね」と。まるで遺言のようでした。今となってはこの遺言を肝に銘じることが、母へのせめてもの供養と念じます。
2023年暮れ 喪中供花
 服喪のしきたりにより、新年のご挨拶は失礼いたします。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

2023/12/22

初物、再び

 札幌駅の北口、北8条西1丁目(北区)です。
北8条西1丁目 さつきた8.・1 231222
 再開発事業により、超高層ビルがこのほど完成しました。
 
 この一画には思い入れがあります。拙ブログを前々からお読みくださっている方には、私の思い入れはお察しいただけるかもしれません。これまでも綴ってきました(2020.3.31同5.23ブログ)。

 超高層ビルが建つ前から、いわば“定点観測”をしてきました。
石の蔵ぎゃらりぃ はやし 202.3.31
 同じ一画の2020年3月31日です。撮影の日付を確かめて、感慨を新たにしました。まだ、3年と8か月ちょっとしか、経ってません。「まだ」3年と8か月ちょっと「しか」が私の実感です。しかし風景の変化に隔世の感を覚えます。
 
 再開発事業で新たにできる建物に札幌軟石が使われると耳にしていました。「どこに使われるのかな」という楽しみが、定点観測をしてきた理由の一つです。
ホテルエミオン札幌 外観 
 先日、札幌軟石を生産する辻石材工業の社長さんにお会いしたとき、この一画にできたホテルに納めたとお聞きしました。画像右方手前の低層棟がそのホテルです(この画像は11月に撮影)。開業前のセレモニーに出席されるという辻さんに、私はホテルで使われた軟石を写真に撮ってきてもらうようお願いしました。

 このホテルが開業したのは、たしか一昨日(12月20日)です。
ホテルエミオン札幌 エントランス
 実は本日、私は自分でも撮ってきました。辻さんが送ってくださった写真を見て、「これはもう、自分の目で直接確かめたい」との思いが募ってしまったのです。たまたま札幌駅北口に行くついでもあったので、早速足を運んできました。上掲のエントランスのほかにも、札幌軟石は内装のいたるところふんだんに使われています。興味をお持ちのかたはぜひ探訪してください。

 ホテルのロビーの一隅です。
ホテルエミオン札幌 ロビーの一隅
 北海道、札幌にゆかりモノが陳列されています。
ホテルエミオン札幌 ロビーの一隅 札幌軟石の小物
 札幌軟石の小物や石山緑地(軟石採掘場跡)の写真も飾られています。
 
 のみならず…
ホテルエミオン札幌 ロビーの一隅 冊子『札幌軟石物語』
 われらが『札幌軟石物語』の冊子(末注)も。たぶん辻さんが届けたのでしょう。ありがたいことです。

 このホテルの「コンセプトブック」も置かれています(画像は一部網掛け)。 
ホテルエミオン札幌 コンセプトブック
 最近は“とおりいっぺんの”リーフレットだけでなく、中身の濃い情報が発信されるのですね。先月末に新さっぽろ(厚別区)に開業した大型商業施設でも感じたことです(11月28日ブログ参照)。
ホテルエミオン札幌 コンセプトブック-1ホテルエミオン札幌 コンセプトブック-2
 この冊子を手にしながらだと、探訪の興味が弥増しそうです。『札幌軟石物語』も携えると、なおいっそう。

 注:札幌建築鑑賞会公式ブログ https://ameblo.jp/keystonesapporo/entry-12789827378.html及び4月18日ブログ 参照

2023/12/10

AIも行き着くところ神頼み

 新さっぽろの再開発の街区に先月末、大型商業施設が開業したこと(11月28日ブログ参照)にちなんで、本日「まちびらきイベント」が催されました。
新さっぽろエネルギーセンター アクティブリンクから
 画像中央、煙突らしきモノが2本立っているビルに「新さっぽろエネルギーセンター」が入っています。

 このたびの催事の一つ、本センターの見学ツアーに参加させてもらいました。この施設は本年6月に操業したそうです。再開発の街区で熱供給などに新しいエネルギーシステムが採用されることはうすぼんやりと耳にしていましたが、恥ずかしながらその中身は無知でした。そもそもこのビルの一角にその拠点があることも、初めて知ったくらいです。

 地下の設備を案内していただきました。
新さっぽろエネルギーセンター 設備
 このセンターの特徴はおおまかに二つ、一つは主なエネルギー源として天然ガスを使うこと、もう一つはAI(人工知能)によって使用量を予測して省エネを図ることです。その二つでCO2の排出を減らす、と。

 引き続き無知を晒します。天然ガス自体が石油や石炭など他の化石燃料に比べてCO2排出量が少ないことも、これまであまりピンときてませんでした。石油の採掘に伴って天然ガスが派生すると聞いたことはあります。ならばエネルギー源の効率的な採取にはなるだろう、程度の理解でした。加えて、天然ガスは道内(たしかと苫小牧?)でも採れると聞きます。地産地消にも適うか。
 センターを運営する会社の人に尋ねたところ、苫小牧産は地元のみの利用で、札幌で使われるのは中東またはオーストラリアからの輸入だそうです。オーストラリアでは石油採掘とは別に、独自にガスを採取しているらしい。輸入して石狩のLNG基地に蓄えられ、パイプでここまで運ばれます。拙宅のガスボイラーもこの会社の天然ガスですが、このセンターには戸別用のガス管とは別の高圧導管で大量に送っているとのことです。この施設では発電装置(ガスでエンジンを動かして電気を起こす)も備えていて、電気も供給しています。災害時に電力会社の発電系統がマヒしても、全面停電を防ぐそうです。

 センターのもう一つの特徴である、AIによる制御の部屋も見せてもらいました。
新さっぽろエネルギーセンター AI 制御室
 日中は3人、夜間は1人で管理しています。

 モニター画面に映る需要予測と実績です。
新さっぽろエネルギーセンター AI需要予測
 折れ線グラフがAIの予測、棒グラフが実績で、ほとんど一致しています。誤差率は今のところ0.1%。稼動してまだ半年ですが、1年くらいしたらデータが蓄積されてさらに精度が上がるとみています。

 新さっぽろの再開発街区の模型です。
新さっぽろⅠ街区 再開発 模型
 新しくできた超高層マンション、3つの病院、ホテル、大型商業施設などにエネルギー(電力と熱)が効率的に供給される仕組みを知ることができました。
 と、いろいろ物珍しく見聞を綴りましたが、実はこのたびのツアーで私がもっとも惹かれたのは別にあります。

 前掲AIのモニター画面の右上に備えられた別の装置です。
新さっぽろエネルギーセンター AI制御室 神棚
 神棚。

 文字どおり人知を超えた最新の技術が集積したデジタル的な空間に、これまた人知を超えて何ごとのおわしますかは知らねども祀られています。こちらはオンラインされている気配はありません。
新さっぽろエネルギーセンター AI制御室 神棚 諏訪神社のお札
 右側のお札らしきに「諏訪神社鎮火守護」ナントカと書かれています。なぜ、諏訪神社、か? 祭神がエネルギー供給と関係あるのだろうか。この会社の業務内容からして、鎮火守護はなんとなくわかるが。係の人に、訊いてしまいました。
 係りの人は答えて曰く「弊社の本社が、諏訪神社の近くにあるんです」と。一瞬、北海道のガス会社なのに、なぜ諏訪?と訝しく思いましたが、さにあらず。札幌の諏訪神社です。たしかに、この会社は現在、その近くにあります(2022.10.52018.3.2各ブログ参照)。奇しくも、というべきか、本施設が立地するのもまた、信濃国それも諏訪にゆかりの厚別区です。彼の地からの入植者が「信州開墾」を拓きました(2019.2.16ブログ参照)。
 とまれ、前掲の光景が新鮮に映るのは、人知を超えたコントラストもさりながら、おそらく私の人生経験にもよるのでしょう。相変わらず、この日も妙なところで感じ入ってしまいました。

2023/12/08

「札幌建物探訪」連載6回目

 北海道新聞別刷「さっぽろ10区」本日(12月8日)紙面に掲載されました。
 電子版でも会員登録(無料)により、お読みいただけます。
 ↓
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/950052?rct=s_culture

2023/11/28

初物に弱い

 先月だったか、このチラシが郵便受けに入ってました。
BiVi新さっぽろプレオープン 案内チラシ
 JR新札幌駅近くに開業する大型商業施設の宣伝です。LINEで「友だち登録」とやらをしたら、抽選で1,000名を「プレオープン」にご招待と書かれています。哀しい性で「先行」「ご招待」に惹かれてしまいます。しかも悲しいかな、私はLINEというものを駆使できません。

 という話を厚別区役所の人にしたところ、「『厚別区民協議会』の招待枠があるので、よかったらどうですか」とお誘いをいただきました。
BiVi新さっぽろ プレオープン案内状
 スマホを持っていない原始人には助かります。

 お言葉に甘えて案内状をいただいて、行ってきました。
BiVi新さっぽろ プレオープンの日
 大変な人だかりでした。案内チラシには抽選で1,000名のご招待とありましたが、もっと大勢だったようです。

 2階から3階にかけて、吹き抜けになっています。
BiVi新さっぽろ プレオープン 吹き抜け
 その天井はトップライトではなく、映像です。天空が映し出されています。受付の人に聞いたら、リアルタイムの画像ではなく、録画したものを適宜流しているそうです。 

 2階には飲食店がたくさん入ってます。
BiVi新さっぽろ プレオープン 2階の飲食店
 テレビ局のクルーが、私が見た限り4社、来てました。今日の新聞のテレビ番組欄を見ると、民放はテレ東系以外、夕方の情報番組で生中継となっています。

 ちょっと一服しようと思いましたが、どこも人がいっぱいなので、あきらめました。せっかく案内状をもらったのに相済まないことですが、結局何も買わずに引き上げました。まあ、このプレオープンというのは翌々日の本開業に備えて、いわば予行演習なのでしょう。

 買い物や飲食はしなかったのですが、あちこちうろうろしました。
BiVi新さっぽろ プレオープン 2階 BiVi PARK-1
BiVi新さっぽろ プレオープン 2階 BiVi PARK-2
 例によって悪い癖で、というかオタクな性の徘徊です。

 たとえば上掲の吹き抜け広場のサインの、細部に目が行きました。
BiVi新さっぽろ プレオープン 2階 BiVi PARK サイン細部
 さらに細部に目を凝らすと…。
BiVi新さっぽろ プレオープン 2階 BiVi PARK サイン細部 SDGs表示
 SDGsの表示ですか。
BiVi新さっぽろ プレオープン 2階 BiVi PARK サイン細部 SDGs表示-2
 「Made in HOKKAIDO」と銘打って、使われている木材と石の名前が書かれています。最近はこういうところの芸が細かいのですね。
 石は「札幌硬石」と「天塩輝緑岩」です。札幌硬石。商業施設の一隅にこの名前を載せることは、これまであっただろうか。買い物や飲食をしない代わりに、妙なところで感じ入ってしまいました。
 札幌硬石があるなら、と、当然私の思考は嗜好を志向します。札幌軟石は使われていないだろうか。それであちこちうろうろしたのですが、残念ながら軟石は見つけられませんでした。

 札幌の新しい建造物で札幌軟石というと、先日別のところで見かけました。その数日後、札幌軟石を生産する辻石材工業の社長さんとたまたま話す機会があり、お聞きしたら、やはり市中心部の大型再開発施設のいくつかに納入したそうです。いずれまたお伝えしたいと思います。

2023/11/24

“刺身のつま”か。

 北海道新聞の取材に協力しました。
 「ディープに歩こう 創成イースト・ファクトリー周辺」という連載の4回目です。明日(11月25日)の紙面(札幌圏版)に掲載されますが、一足先に電子版が載りました。
 ↓
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/943913/
 この電子版には私のコメントも紹介されていますが、紙面のほうには出ないと思います。私のコメントは添え物でして、記事の本筋にはあまり関係ありません。添え物も含んでメインディッシュを味わいたいというかたは、電子版のほうをご覧ください。
 
 添え物があってこそメインディッシュが映える、という自負もなくはありません。以下は、そんな添え物とも言い難い枝葉末節の、記事にまつわる裏話です。
 この記事への「協力」というのは、コメントもさることながら、ほかにもありました。ある意味ではもっと重要な情報の提供といえます。それは、記事で取り上げられた「勇崎恒次郎商店」の持ち主のかたを記者にお伝えしたことです。記者によると、この建物を借りている大学の関係者に大家さんの所在を尋ねたところ、「管理会社を介しているので、わからない」と言われたそうです。それで私に、「知りませんか?」と問合せがありました。この記事で、建物の持ち主というのはもっとも基礎的な情報です。と私は思うので、そこで協力できたことにささやかながら誇りを持ちたい。
 なお、電子版に載った添え物のコメントでは、札幌市内の軟石建物の数について述べています。「05年から19(年)間で約60棟が解体されたという」とも。実はこの2、3年、コロナの行動制限もあって、実態把握が滞っていました。2019年までは解体の数を50棟とはじき出していたのですが、2020年以降はほぼ手つかずだったのです。このたび問合せをいただいて、現状をあらためて洗い直しました。といっても、悉皆的に追跡したのではなく、札幌建築鑑賞会のスタッフや会員、拙ブログの読者のかたからの個別的な情報提供に基づきます。したがって軟石建物の数は、実際にはさらに変動しているでしょう。解体された建物はおそらくもっと多いと推測します。
 2020年から現在までの個別の情報、たとえば「どこそこの、○○さんの石蔵がなくなった」などの伝聞も、必ずしも私が直接現地を確認できたわけではありません。グーグルストリートビューを時系列で追ってウラを取りました。その結果、札幌市内で2020年以降に解体が判明した軟石建物の数は12棟です。前述の2019年までの解体50棟にこの12棟を加え、概数として「約60棟が解体された」という文面にしてもらいました。このコメントに限ったことではないのですが、たかだか3、4行とはいえ、結構手間ひまを要するものです。

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プロフィール

keystonesapporo

Author:keystonesapporo
1991年から札幌建築鑑賞会を続けてきました。
逍遥する時空:札幌、歴史、地形図、地理、地誌、地名、地形、地質、軟石、石蔵、硬石、採掘場、煉瓦、サイロ、腰折れ屋根、地神碑、墓地、旧河道、暗渠、メム、古道、微地形、高低差、クランク、境界、橋、歩道橋、電柱、バス停、踏切、古レール、神社の玉垣、小祠、二宮金次郎、戦跡、古い樹、河川網図、都市計画図、住宅地図……

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